日めくり

  日めくり



2018.05.12(土) 映画『孤狼の血』は・・・・

結論からいえば面白かった。
しかし中盤まではずっと違和感に苛まれ、むしろ腹を立てていた。
今のCGではない昔の「荒磯に波」の東映三角マークから始まり、
やくざ抗争のナレーション解説に手持ちカメラのぶん回し。そして飛び交う広島弁。
あからさまに東映実録路線を踏襲しているのだが、それが少しも嬉しくない。
白石和彌、1974年生まれだという。東映映画のオマージュとしても若すぎる。
彼は『仁義なき戦い』をもしかしたら我々が売っていたビデオで観たのかもしれない。
映画監督になった以上は自分の撮りたかった映像を撮る。わからないでもない。
しかし「オヤジ目配せ」「オヤジ接待映画」を観たいとは思わなかった。
例えば新作の『ゴジラ』に伊福部昭の音楽が流れる時の“取ってつけた感”や、
往年の名レスラーがヘロヘロになりながらかつての得意技を披露しようとして、
受ける側がそれに協力し、ヌルい拍手で包まれる困った空気感を思い出してしまう。
気の毒なほど「深作タッチ」とはテンションもスピード感も段違いに劣っている。
ストーリーからして『県警対組織暴力』を意識しているのだろうが、
役所広司がいくら悪徳刑事を熱演しても、当時の菅原文太にはとても及ばない。
今と45年前とでは時代も土壌も東映映画も違い過ぎるのだ。
冒頭で文太扮する悪徳刑事がチンピラをしばきながら焚きつける場面、
「おしっ、殴り込みに行けや!そして死んでこい!その方が掃除が早いわ!」
オヤジたちの爆笑が新宿昭和館を満たした、あの幸福感を再現するのは不可能だろう。
しかし『孤狼の血』は突如ストーリーが急転する。それもかなり鮮やかに。
そしてタイトルの真の意味が浮かび上がってきた時には、完全に引き込まれていた。
そう、これは平成も終わろうとしている今、白石和彌なりの回答なのだろう。
あるいは前半の東映実録路線のオマージュもミスリードだったのかもしれない。
私はそれにまんまと乗せられ「オヤジ接待」に苛々していたようだ。まったく癪に障る。
原作が素晴らしいのかもしれない。しかし映画も間違いなく一級品だった。
とくに最近出ずっぱりの松坂桃李クン。おめでとう、ついに君のベストアクトだ。


2018.05.11(金) 内川聖一と清宮幸太郎

一昨日、ソフトバンク内川聖一が2000本安打を達成した。
横浜ベイ時代、内川が成長していく過程は断片的に見て来た。
巨人から移籍した小関竜也の加入により一旦レギュラーの座を追われたが、
そこから内川の快進撃が始まった。打撃開眼の瞬間を浜スタで観たと思っている。
逆境が内川を目覚めさせたか。きっと負けん気と努力の人なのだろう。
去年の日本シリーズで古巣から放った一発はの印象は強烈。
いつの間にか背中でチームを引っ張る存在となっていたか。
しかし気の毒だったのは偉業達成の日。
清宮幸太郎がプロ初ホームランを放ってしまったこと。
ほぼすべてのトップニュースを清宮にさらわれてしまった。


2018.05.10(木) Oldies But、、オジさん達の東京ドーム ~東京ドーム

内海哲也を打ちあぐね、上原浩治にイニングを抑えられ、
阿部慎之助の一発に沈んだ東京ドーム。
十年前の観戦記に名を連ねていた男たちにしてやられたか。
敢えていうならこちらも藤川球児が2イニング無安打リリーフ、
福留孝介がタイムリー、糸井嘉男が猛打賞と気を吐いた。
おそらくしばらく経てば記憶から消えそうな東京ドームだったが、
今夜の観戦が私にとって記念すべき日になるのかどうか、
ひとえにデビューを飾ったルーキー谷川昌希の今後にかかっている。
四回66球で被安打5、奪三振5は決して悪い数字でない。


2018.05.09(水) 五月雨つれづれ

連日の雨。折り畳み傘を乾かす暇も場所もない。
五月雨とは「だらだら途切れなく続く」という意味もある。
GWの前後はさみだれ式に早出残業が続く。
夜は昨日の快勝が嘘のように湿った打線に逆戻り。
明日も五月雨打線が続かないようにしてもらいたい。
いや、明日は仕事の立て混みがピークとなる。
果たして東京ドームに辿りつけるのだろうか。


2018.05.08(火)  いいね!快勝

タイガースの関東ビジターの試合は毎回ひとつだけ球場に行くことにしている。
そして点差が拮抗した痺れる展開で勝利する。
昔はこういう試合が理想だった。
ところが寄る年並みか、今は安心して観ていられる試合を望んでしまう。
ハラハラドキドキさせられると疲れて仕方がない。心臓にも血圧にも悪い。
今夜の東京ドームでは秋山の完封に、3ホームランが飛び出して9-0の完勝。
巨人戦でここまでの楽勝試合は年に一度あるかないかだ。
その試合を見逃した。残業の後、職場でテレビを見ながら、
今夜、ドームに行っとけばなぁ、と何度も思った。あゝ悔し。
明後日のチケットは取っている。
デイリースポーツの先発予測はルーキーの谷川。
まぁそれはそれで楽しみではあるのだけど。


2018.05.07(月) ギタリストの死

気紛れにYouTubeで『青春の蹉跌』のテーマなんて聴くとたまらなくなる。
10代半ばから大学生まで、たまに思い出しては頭の中に響かせているメロディ。
『傷だらけの天使』『前略おふくろ様』。ショーケンのドラマには欠かせなかった。
何といってもマカロニ刑事が死ぬ場面でのギターソロ。
この人の奏でるギターは本当にカッコよかった。
ジュリーの全盛時代、間奏で必ずテロップでバンド名が紹介される。
『太陽を盗んだ男』の音楽も良かったし、劇伴も最高。
そして自らが唄った「Endless Way」。なんてカッコイイ歌なんだろう。
久々に聴いてみて、思わず胸が熱くなる。
意外なところでは中島みゆきさんの名曲『ファイト!』の編曲。
井上堯之の楽曲はもちろん、ギターを奏でる姿が好きだった。


2018.05.06(日) GW最終日、結局出勤

やはり宿題は最終日まで手がつけられなかった。
毎日、少しずつ処理しておけば楽なのはわかっているが、
せっかくの大型連休を毎日ちまちまと仕事したくないとの思いが勝った。
結局、資料その他は職場に行かなければわからず、
最終日になって職場まで行く羽目になる。
三つ子の魂ではないが、こういうところは小学生の時のまま。


2018.05.05(土) 安もの刈りのゼニ失い

実家に帰ったついでに親父が通っていた床屋で散髪してみた。
見るからにオッサン御用達の散髪屋。
もう髪を切るのに4000円も払うのが馬鹿馬鹿しくなっていたので、
1700円で顔剃りまでつくならいいやと思っていたのだが、
どうもこちらの思い通りに仕上がっていない気はしていた。
もうちょっとだけ前髪を短くしてくれと注文は出したのだが、
仕上げのドライヤーに完全に騙されてしまった。
帰宅して改めて鏡を見て絶句。おでこだけ出されて、両脇脇は長いまま。
受話器かい!金正恩かい!
こんな頭で連休明けに職場に行くわけにはいかない。
明日、改めて普段通う床屋でカットしてもらうしかないか。
とんだ安もの買いのゼニ失い・・・うんにゃ、安もの刈りのゼニ失いの巻だった。


2018.05.04(金) バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!

メインストリートの外側で何かとてつもないムーブメントが湧き上がっているらしい。
そんな噂は耳にしていたが、既に前後篇ともソフト化されているため、
今更、劇場観賞は難しいかなと思っていた矢先の川崎チネチッタでの連続上映だ。
オールナイトの後の調整が不安だったが、そんなものはまったくの杞憂だった。
インド映画界が空前の巨費を投じた『バーフバリ』。二作280分。いやはや圧倒された。
圧倒されたどころではない。いやそれでも短い。
6月にオリジナルテルグ語版で再上映されるらしい。絶対に観に行かなくてはなるまい。
今も頭の中で「バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!」の怒号が鳴り響いている。
もうハリウッドの超大作など馬鹿らしくて観てられないかもしれない。
対抗できるのは『マッドマックス/怒りのデスロード』と『少林サッカー』くらい?(笑)


2018.05.03(木) 追悼・大杉漣「いつもそこにいた名バイプレイヤー」

急逝した大杉漣の追悼オールナイト4本立てを観る。
タイトルは新文芸坐がつけた番組名だ。
「いつもそこにいた名バイプレイヤー」。
改めてWikipediaで大杉漣の活動履歴を辿ってみた。
映画、Vシネ、舞台、テレビ、学生の自主映画に至るまで、
確かに大杉漣はいつもそこにいた。
私は世間に名前が知られるより少しばかり早く、大杉漣を知っていたのだと思う。
しかしずっと以前から存在を意識していたほどではなく、
名が売れてからもテレビドラマで見る大杉漣にとくに印象に残った芝居はなかった。
本当に“いつもそこにいた”空気みたいな役者だったからかも知れない。
だから今夜のオールナイトに行った動機も、追悼という意味ではなく、
4本とも劇場未見であり、北野武、SABU、園子温、石井岳龍の名に惹かれていた。
観賞後、私の目はふし穴だったことがわかった。
もちろん大杉漣のとくに凄いものが選定されて上映されたこともあるだろうが、
本当に大杉漣の凄味に溢れた4本だった。今更ながら急逝を惜しみたい。
最初の上映が北野武『ソナチネ』。最初、大杉漣は立っているだけの端役だったらしい。
ところが「うめぇな、この人」と感嘆した北野が、急遽、台本を書き直したという。
おそらく北野武最高傑作と思われる作品の中で、
冷徹だが、突然キレるやくざの幹部を最後まで緊張感を醸しながら演じていた。
作品世界を理解しながら画面に存在する名バイプレイヤーの面目躍如だろうか。
続く、SABU監督の『ポストマン・ブルース』ではダンディズム溢れる殺し屋を演じる。
『拳銃は俺のパスポート』の宍戸錠と並ぶ殺し屋の双璧ではないかと思った。
サングラスにオールバック、トレンチコート。「究み」と呼びたいほどの恰好良さ。
コメディではなく、このキャラを独立させたハードボイルドが観てみたかった。
園子温の未見作がこの機会に観られてラッキーだった『エクステ』。
髪の毛が人々を襲うというホラーで、大杉漣はヒロインを恐怖に突き落とす側の主役。
役柄は臓器売買の犠牲となった少女の死体を自宅に置く、マッドな髪フェチ男。
多分、大杉漣の変態チックな怪演に園子温が乗ってしまい収拾がつかなくなったか、
十分に怖いホラーテイストが大杉漣の変態演技を堪能する映画になってしまった。
しかし彼の引き出しを楽しむ意味で『エクステ』が追悼上映されたのは正解だったか。
最後に石井岳龍の『蜜のあわれ』。金魚の化身に翻弄される老境の小説家を演じる。
男を手玉に取るキャラは二階堂ふみの得意とするところだが、大杉漣も負けてはいない。
おかげでそんな達者な二人の掛け合いが楽しい映画になってしまったが、
石井岳龍の狙いがそこにあったのかはわからない。しかし当然、そういう映画になる。
もし別に狙いがあったのとしたら、キャスティングで失敗した映画かもしれない。
実際、二人の絡みのない場面は冗長に思えた。
などと駆け足気味に大杉漣の追悼上映を駆け足で辿ってみたのだが、
上映が終わって、早朝の池袋の公園で一服つけながら、
思い浮かんだのは、実にありきたりな言葉だった。
・・・・・66歳。まだまだ早かった。


2018.05.02(水) あゝなんてことだ

また非営利団体の話。
職場は非営利団体ゆえ、関係する業界の動向に揺さぶられる宿命にある。
どんな業界かは横に置くとして、かなり揺れているのは確かで、
私も毎日のように面談に駆り出されているのだが、
それに関連して約款やら定款やら要綱やらを改正することになった。
トップからそれらの改定原稿をやってくれといわれた。
既日はGW明けだと。なんてことはない大型連休を憂鬱に過ごせということだ。
明日からの4連休。ちまちまやってもしゃーないので、どっか一日潰すしかない。
・・・・多分、小学校以来の慣例で最終日になるに違いない。


2018.05.01(火) 電車が空いてらぁ~

いや、別にGW前半を無事に休めて、後半も多分普通に休めそうだし、文句はないが、
ガラガラの車内に、GW9連休をとる会社員が結構いるもんだなと。
ちょっと前なら仕事があるだけいいやと殊勝な心持でいたのだが、
少なくとも今はそういう気分がなくなったように思う。
おそらく日本全体がそんな空気なのだろう。
職にあぶれた人たちを被害者扱いにしていた時代は終わったのか。
ただ職場は非営利団体ゆえ、景気が良くても簡単に潰される可能性はゼロではなく、
当然、景気が悪ければ簡単に畳まれる危うさがある。
これってどうなのだろう。
売上が前年比を大きく下回り、在庫過多を招き、予算も下方修正。
人員が削られ、銀行から融資を断られ、ついには不渡りを出してジ・エンド。
どうせ職場がなくなるのなら、せめてそういう手順は踏みたいとは思う。



ページの先頭へ

■2018.04 ■2018.03 ■2018.02 ■2018.01 ■2017.12 ■2017.11 ■2017.10 ■2017.09 ■2017.08 ■2017.07 ■2017.06 ■2017.05 ■2017.04 ■2017.03 ■2017.02 ■2017.01 ■2016.12 ■2016.11 ■2016.10 ■2016.09 ■2016.08 ■2016.07 ■2016.06 ■2016.05 ■2016.04 ■2016.03 ■2016.02 ■2016.01 ■2015.12 ■2015.11 ■2015.10 ■2015.09 ■2015.08 ■2015.07 ■2015.06 ■2015.05 ■2015.04 ■2015.03 ■2015.02 ■2015.01 ■2014.12 ■2014.11 ■2014.10 ■2014.09 ■2014.08 ■2014.07 ■2014.06 ■2014.05 ■2014.04 ■2014.03 ■2014.02 ■2014.01 ■2013.12 ■2013.11 ■2013.10 ■2013.09 ■2013.08 ■2013.07 ■2013.06 ■2013.05 ■2013.04 ■2013.03 ■2013.02 ■2013.01 ■2012.12 ■2012.11 ■2012.10 ■2012.09 ■2012.09 ■2012.08 ■2012.07 ■2012.06 ■2012.05 ■2012.04 ■2012.02 ■2012.01 ■2011.12 ■2011.11 ■2011.10 ■2011.09 ■2011.08 ■2011.07 ■2011.06 ■2011.05 ■2011.04 ■2011.03 ■2011.02 ■2011.01 ■2010.12 ■2010.11 ■2010.10 ■2010.09 ■2010.08 ■2010.07 ■2010.06 ■2010.05 ■2010.04 ■2010.03 ■2010.02 ■2010.01 ■2009.12 ■2009.11 ■2009.10 ■2009.09 ■2009.08 ■2009.07 ■2009.06 ■2009.05 ■2009.04 ■2009.03 ■2009.02 ■2009.01 ■2008.12 ■2008.11 ■2008.10 ■2008.09



a:43938 t:1 y:4

powered by HAIK 7.2.6
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. HAIK

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional