■2010.09

日めくり 2010年09月(平成22年)         


2010.09.01 ボーダー

あまりの暑さにドアも窓も全開にして蚊取り線香を焚いているが、
聴こえてくるBGMは秋そのもの。虫たちは季節の変わり目を心得ている。
寝苦しい真夏など大嫌いだが、これが四十代最後の夏だったかと思うと、
コオロギもスズムシも元気すぎるのが少し恨めしい。


2010.09.02 観測史上最大

秋の気配について書いたばかりでも、ニュースはそんなものを軽く一蹴する。
横浜気象台が明治29年に観測を開始して以来、平均気温で過去最高を記録したという。
実に過去115年で最高に暑い夏ということだ。
殆ど陽射しを感じない職場にいるだけ、むしろ熱への耐性が弱くなっているのを感じる。
東京で熱帯夜48回目は新記録。9月に入っても記録更新は確実だ。
熟睡を奪われているから、鏡の中の顔も一気に老けたような気がする。
挨拶代わりの「本当に暑いですねぇ」というのもいい加減に飽きているんですけど。


2010.09.03 My Teeth

歯医者通いを始めて3本目の歯を抜く。
最初のレントゲンでは見つからなかった深刻なダメージ。
これで左上の奥歯2本を失った。この喪失感は予想以上だ。
大袈裟な話ではなく、身体の一部分がもがれたような気分というか、実際にもがれた。
今度は抜いた歯を持ち帰った。何十年を共ににしたものが私から離れて目の前にある。
傷ついてボロボロになっている姿の何といとおしいことだろう。


2010.09.04 “猛虎の要”引退

タイガースの矢野燿大が引退を発表。
42歳。城島入団でレギュラー復帰が困難になったことは誰もが知っていた。
出来れば右の代打の切り札として、あるいはプレーニングコーチの役割を期待した。
その期待も肘の故障でリアイアという現実で潰えてしまう。
矢野燿大の名はとうとう我々に馴染まないまま、矢野輝弘はタテ縞を脱ぐ。
しかし長年のダメ虎から常に優勝を窺うまでに導いた功績は大きい。
2002年にチームは快進撃を見せたが、矢野の怪我で急ブレーキ。
ナインはヘルメットに矢野の背番号「39」を貼って彼の復帰を祈った。
そのときに矢野が「猛虎の要」になっていたことを痛感したものだった。
矢野が演出した名場面はいつまでも鮮烈な記憶として残るだろう。お疲れさま。


2010.09.05 当った!

ここのところロクなことがなかったが、ちょいと良いこともあった。
「中島みゆきTOUR2010」の東京国際フォーラムのチケット抽選に当選した。
これで3年連続で11月25日が中島さんナイトになる。
後はタイガース次第でちょいと賑やかな秋になるかもしれない。
どちらにしても先々に楽しみがあるのとないのとでは、毎日の気分が全然違う。
怪我と病気には気をつけなければ。


2010.09.06 菅vs小沢

そもそも3ヶ月前、小沢一郎が前線に出てくることなど誰が想像したか。
「困窮する日本経済を無視する国民不在の代表選」
こんなフレーズをよく聞く。曰く「国民は白けきっている」と。
果たしてそうなのか、個人的には結構盛り上がっているのでないかと感じる。
駅の売店で垣間見るフジやゲンダイの一面など凄まじいばかりのテンションだ。
そこには厭世感ではなく奇妙な享楽感まで漂っているではないか。
この政権下での一年で日本はあらゆる画期的な恥を世界中に発信したのだから、
菅が宰相の器であるとかないとかどうでもいいし、小沢がなったらなったでそれでいい。
とにかく本格政権への過渡期であって欲しいと切に思う。


2010.09.07 日の名残り

午後の6時が一気に暗くなった。
新宿で途中下車したときにはすっかり夜の帳が下りている。
この時節は15分もあれば辺りの風景を劇的に変える。
しかし変わらないのが熱をはらむ湿気で、立っているだけで首筋から汗が落ちる。
営業先から帰社するスーツ姿のサラリーマンに同情しながら、
携帯電話で首位攻防戦の試合経過を追うなり。


2010.09.08 メトロポリタンはいつも雨

ホテルメトロポリタン池袋にて会議。
不思議なことにここでの会議の日はよく雨になる。
ずっと晴れが続いていたのに途端に雨になるとジンクス以上の因縁を感じる。
資料から発表原稿まで作成して臨んだ会議だったが、
歯を抜くとカツゼルも悪くなり呂律が回らなくなる瞬間もある。
原稿を読むのに精一杯で、参加者の顔をろくに見ていなかった気がする。
懇親会の席でタイガースの大敗を確認しながら、
何でもかんでも雨のせいにしたい気分になった。


2010.09.09 総力戦

新たに業務のフォローを任されることになり、憶えることが増えた。
もう脳のキャパシティが小さくなっていることを痛感する。
帰宅して野球の中継を観ると、まさに天王山に相応しい死闘。
これで完全に脳の容量はMAX。
もう思考の隙間を作るには、何かを削除しないとならないのではないか。
いえ、大袈裟ですけど。


2010.09.10 辛い

すっかり老眼が入ってしまうと「幸」も「辛」も同じ字に見える。
「♪若いという字は苦しい字に似てるわ~」
これは区別がつく。
来週末に右奥歯に金属を嵌めるためにガム状の被せをする。
今の状態は左奥歯が2本抜けていて、右奥歯が被せだ。
これで飯を旨く食えというのは酷というもので、非常に辛い。
そんな不快感を逆なでするような真弓明信の投手起用。
今夜にもマジック点灯かといわれていたのが一転して首位陥落。
「♪明日という字は明るい日と書くのね~」
それはその通りなのだろうが、本当にそうなるのか。


2010.09.11 同時多発テロから9年

コーラン焼却問題などが物議を醸しているようだが、
もう9年も経つのかと思う。
レンタルビデオ屋をやっていて、あの夜は異常に暇だった。
嘘みたいな現実のニュース映像を見てしまったら、
たかが映画の嘘なんてとても太刀打ちできない。
しかし、日本人被害者がいたとはいえ、
日本の報道があの事件を過度な感傷と情緒で語ってはならないと思う。
その後、カブールやバグダッドで無残に散らされた膨大な命。
そしてそのことを顧みようとするニュースは皆無に近い。
国籍別で命に軽い重いものなどあるはずはないのだ。
当事者でない限り、9.11は歴史的な出来事としてのみ記録されるべきだろう。
…と、似たようなことを去年も書いていた。


2010.09.12 天晴れ!

19歳高卒ドラ4ルーキー秋山拓巳がやった。
9回4安打無四球93球完封+1打点。
見事に昨日までのどんよりした甲子園の靄を爽快に吹き払ってくれた。
もちろんまだまだスタートライン。これから試練は嫌というほど待ち受けているだろう。
今日の輝きを永遠のものに出来るかどうかは本人次第。
少しでも長く遊ばせてくれたらと思う。


2010.09.14 そして絶対負けられない闘いを落とす

ネットで検索すると、この住処から横浜スタジアムまで20キロの距離。
浜スタを30分中断させた雨がここまで到着するまで約30分かかった。
中断ではなく分断された。13安打12残塁。ハマの雨は虎には等しく冷たかった。


2010.09.15 首相決定

小沢一郎への「積極的な拒否」と、菅直人への「消極的な支持」が大差をつけた。
とにもかくにも政局は終わりにして経済と財政を立て直して欲しいと切に思う。
さっそく日銀が市場介入に動いて見せたことは評価していいのではないか。
などと、こんなことを書くのは何かから逃げていると思われるかもしれない。
ゲンを担いでナイター中継を封印した。試合経過もなるべく観ないように頑張った。
私ごときが足掻いても仕方がないことなのだが、タイガースだけが置いていかれている。


2010.09.16 何故か?

今日は何故か午後になるまで金曜日だと思い込んでいた。
第三戦目の浜スタのチケットを選んだとき、週末のつもりでいたのがきっかけか。
朝に歯医者のシャッターが閉まっていたので、まず予約時間を間違えたと思った。
ところが昼休みが過ぎたのになかなか歯医者が開かない。
そのうち仕事が立て込んできた。週末にかけて追い込みが始まっと決め付けていた。
歯医者に電話して予約時間を確認すると、「○○さんは明日の予定ですよ」といわれ、
そこで同僚から、「今日は木曜日だよ」といわれて驚いた次第。
金曜日を木曜日だと勘違いしたときと比べ、これは今イチありがたくないものだ。


2010.09.17 慣れるまで

とりあえず神経を抜いた奥歯に銀を被せる。
ちょっとした違和感が気になってやたらと舌先で探ってしまう。
無くなってしまった左奥歯は対処方針が決まらないまま放置中。
慣れるまではこんな調子で付き合っていくしかないか。
帰宅してパソコンを立ち上げるとモニターの調子が悪く、しばし格闘。
終いには画面が映らなくなり、観念して明日修理に出すことに。
仕方ないので中古で買ったネットブックでこれを書いているのだが、
キーボタンが小さくて使い難いことこのうえなし。
しばらくはこいつとも慣れるまで付き合っていくしかないか。


2010.09.18 初戦(あたま)獲った!

「本当の天王山は9月の甲子園だ」などとひと月も前からいわれていた。
まさか二位争いに格下げになるとは思いもよらなかった伝統の一戦。
1-0の僅少差の闘いだったが、何とか初戦をモノにした。
さて、遅い夏休みを火曜日にもらったので今日から四連休。
遠出は止めてどっぷりと野球中継にのめり込む気でいるのだが、
その初日からしんどい試合で、なかなかタフな連休になりそうな気がする。
タフな連休上等!たっぷり楽しませていただきたい。


2010.09.19 駄目だこりゃ

野球の試合を9イニングかけて積み木を組んでいく作業に例えるなら、
今日の甲子園は最初からピースとなる積み木が叩き壊されてしまい、
その破片を探して接着剤をつけて修繕しているうちに終わってしまったような感じ。
修繕している間は邪魔させなかったのが救いといえば救いだが、
ヨーイ、ドンで試合が壊れてしまってはどうしようもない。
勝ったときはスポーツニュースを探すのに迷うのだが、
負けたときは見たくもないのにやたらとスポーツニュースが始まってしまう。
不思議なもんだ。


2010.09.20 眠い

午前十時に映画館に行った後、甲子園のデーゲームを見る。
映画を観ながらも何回か睡魔に襲われかけた。
野球を観ている間も集中が途切れることがしばしば。
勝利のヒーローインタビューの間に完全に落ちてしまった。
毎年、この時期になると夏の寝不足のツケがくる。
まあ「眠い」というネタだけは365日フル稼働中なんだけど。


2010.09.21 けったくそ悪いのぉ~

今日のタイトルの意味はあえて書かず。
しかし勢いでハイライトを20カートン予約。
5万8000円の買い物をしてしまった。
これでも値上げ後を考えれば2万4000円の割引。
う~ん、やっぱり、、、けったくそ悪い。


2010.09.22 そりゃないよ!クレッグ

ブラは外すのが楽しい。。。もとい正しい。
彼が城島に向かってぶん投げたのは悪送球か、優勝か。
あり得ん結末にひとりカラオケでも行くかと思ったが、
祝日前の割高料金なのが阿呆らしいのでやめた。
頭を冷やせばブラで勝った試合も少なくない。
この先、ブラのひと振りに賭ける場面もあるだろう。
今夜は誰かケアしてやれよとも思う。
通訳のお兄ちゃんにはキツい名古屋の夜だろうけど。


2010.09.23 さすがだぜ!マット

「彼岸過迄」とはよくいったもので、
太平洋側に流れ込んだ寒気で、半袖では鳥肌が立つほどに冷えた。
そんな時節の中、タイガースは首の皮を一枚残した。
特筆べきはマット・マートン。ついに200本安打を達成。
しかも勝利を決定づける左中間スタンドに放り込んで決めた。
引退した赤星の代わりに来日した当初の評判はよくなかったが、
正直、ここまでの活躍をしてくれるとは思いもよらなかった。
しかし感謝の言葉はシーズンが終わってからだ。


2010.09.24 調子狂うな

今週は火曜に夏休みをもらったので四連休スタート。
水曜に出勤してまた休みで、今日出勤してまた週末。
飛び石を二つ挟んでゆったりとした一週間を狙ったのだが、
やはりこういう日程はリズムが狂う。
普通に五日間仕事をしていたほうが楽だということがわかった。
急激な気温の変化、ナゴヤドーム負け越し、怒髪天つく尖閣諸島…。
なにかと疲れる理由もあったのだけど。


2010.09.25 最終回

いかにも最終回らしい最終回でした。
『ゲゲゲの女房』は誰からも文句の出ない終わり方だ。
その点『ちりとてちん』は幕引きが賛否両論だった。
「結局、普通の主婦で終わるのかい」と文句を垂れた人たちには、
あのドラマのどこを観ていたのかと不思議な気分。
あれは母娘の物語として見事に完結したドラマ。
「お母ちゃんみたいになりたくない」から「お母ちゃんみたいになりたい」。
あれ以上に素晴らしいエンディグは存在しません。
若狭が上方演芸大賞でも受賞すればよかったんですかね?


2010.09.26 ホークスやったばい!

札幌ドームと京セラドームがサヨナラ決着。
必死になっているもの同士の凌ぎ合いはかくも凄絶だった。
優勝が決まった瞬間に涙を抑えられなかった仙台での小久保。
紆余曲折様々な7年ぶりの優勝。万感の思いだったのだろう。
浜スタではベイスターズが巨人を、神宮では燕が竜を倒して感謝感謝。
しかも福岡で行われた二軍戦の結果も大いに気になっていて、
見事に虎の弟がウエスタンリーグ制覇。
急いで新潟でのファーム日本選手権のチケットを購入。
タイガースの試合がない日に、ここまで野球が気になっていたのは珍しい。
そんな一日の締めはホークスの優勝祝賀会。
逞しい男たちのいい顔がビールに濡れていた。


2010.09.27 ニュース見るのがつらい

四書五経などまったく判らんかったものの、一応大学で専攻していたこともあり、
私は決して中国は嫌いではないし、尊敬している古の武将、文人も少なくない。
しかし尖閣での漁船衝突事故をめぐる中国共産党と一部中国人は何なのだろう。
謝罪と賠償を求めるなど、当たり屋を国家レベルで行っている愚かさと、
文革も天安門もろくに知らされない情報無知の群集が醸す薄ら気持ち悪さ。
人民を掌握するには仮想敵国を作るのが手っとり早いのはわかる。
もう参政権問題など議題にあげること自体が愚の骨頂ではないか。
しかし、弱腰一辺倒の挙句に、すべてを那覇地検におっ被せた民主党。
愚かな暴挙には究極の無責任さ…てか。
ニュースが流れるたび、嫌気がさしてチャンネルを変えている。


2010.09.28 ずっこけた

一昨日、中日と巨人が負けて我がタイガースにマジック8が点灯。
マジックといっても残り9試合で8勝しなければならない。
イバラの道だが、それでもファンは燃えていた。
そのイバラの最初の一歩で早くもずっこけた。早いっちゅうねん!
勝負弱さは承知の上だが、そこが性悪で愛しい…って、何年いわせてやがる。


2010.09.29 四連覇消した

今日は中継を楽しみに勇んで帰宅したつもりが、とんだポカをやらかして観られず。
ポカの理由はバカバカしいので記録に残さない。そのうち忘れるだろう。
とにかく巨人の四連覇を消した。これでひとまず鬱陶しい呪縛をひとつ解いた。


2010.09.30 勝負非情

今季最後の甲子園。
自力優勝への首の皮一枚のタイトロープ。
矢野燿大の引退試合。
絶対に負けてはいけない試合を、あまりに劇的に落とした。
いつか見た奈落。藤川球児がまたひとつ傷を負う。
「第二の人生の再出発の日でもあります」
ならばひとつの追悼セレモニーであってもいい。
グランドを一周したとき、満面の笑顔を振りまいた猛虎の要。
もしかしたら、その笑顔は誰かのためだったのかもしれない。

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