■2014.01

日めくり 2014年01月(平成26年)         



2014.01.01 元旦はくだぐだ

昼近くまで寝ていて、餅をたらふく食って、また夕方まで寝てもうた。
実家に帰るととにかく炭水化物が過剰になるのはわかっていたが、
よりによって寝てまうとは。
こりゃ中途半端なブタが間違いなく完全な豚になる(汗)
どこかに出荷させられないうち、明日には脱走しなければ。


2014.01.02 迷子

母親は脚が悪いので、かなりのろのろと歩く。
自分は早足でスタスタ歩く方なので一緒に歩くのはなかなか難儀なのだが、
前を歩いていてふと振り向くと母親の姿が消えているなんてことがよくある。
目的の売り場に行くつもりが目に入ったものに反応するから困りものなのだ。
今日、新春バーゲンでごった返すアウトレットモールに付き合った。
レジを済ませている間、ソファで待っているといってのだが消えている(汗)
背が小さいので探すのも大変。不思議と短い間に遠くに移動していたりもする。
いやはや完全にはぐれてしまって、店の内外を一時間ほど探しまくったろうか。
そうこうするうちに場内アナウンスで名前を呼ばれる。
お連れさまが案内所でお待ちだと。行ってみると椅子にちょこんと座っていた。
しかも案の定、こっちが勝手にいなくなったことにされていた(怒)


2014.01.03 健康十訓

閻魔堂法乗院で配布されていた「健康十訓」。
以下、左は原文、右は自分の現状。
一.  少肉多菜 → 多肉小菜
二.  少塩多酢 → 多塩並酢
三.  少糖多果 → 並糖少果
四.  少食多噛 → 大食少噛
五.  少衣多浴 → 並衣並浴
六.  少言多行 → 大言少行
七.  少欲多施 → 大欲無施
八.  少憂多眠 → 多憂惰眠
九.  少車多歩 → 少車少歩
十.  少噴多笑 → 大噴苦笑


2014.01.04 映画無料観賞

TOHOシネマズ系の映画館で一か月フリーパスポートが発効されたので、
夕方から映画を3本タダで見てきた。
フリーパスは上映時間をマイル換算して6、000マイル貯まるともらえる。
さらにレイトが1、200円、ポイントデーで1、000円。6本観れば1本無料。
1、000円の「午前十時の映画祭」でもマイルが貯まる。私はそれでマイルを稼いだ。
明らかにロードショー入場料の単価は20年前より下がっている。
さらに一か月フリーパスという特典はかなり法外なのではないか。
観る側には喜ばしいが、現実問題として映画興行も厳しいだろう。
そもそも海老名みたいな辺鄙な駅にシネコンが2館。併せて17スクリーンある。
ショッピングモールへの集客の相乗効果としても過当競争の最たるものではある。
一番困るのは、見放題といっても観たい映画があまりにも少ないことなのだが。


2014.01.05 小寒と休暇最終日

ここらあたりは穏やかな天候だったようだが、二十四節気の“小寒”。
結局、寒さにぶるぶるしながら「あと一日休みてぇぇ」と悶えるのであった。
いつものことながら9連休といいながらも終わってみればあっけない。
東京に出たのが2度、あとはアパートと実家の周辺をうろちょろして終わった。
半分以上を実家で過ごして、テレビも映画も例年以上に見たものの、
やっぱりこの年末年始は紅白歌合戦の『あまちゃん』コーナーが一番だったか。
ていうか「第157回 おら紅白出るだ」には完全にノックアウトされた。
とうとうユイちゃんが東京に来て、念願のステージに立ったこと。
天野春子が『潮騒のメモリー』を歌ったこと。そして鈴鹿ひろ美の登場。
そのステージがリアル紅白だというオチ。素晴らし過ぎて涙が出そうになった。
『あまちゃん』を観ていない人にはなんのこっちゃだろうが。
明日から仕事が始まるのはカッタりぃが、元気をもらった。
小寒の夜に遅ればせながら、ありがとう、あまちゃん。
・・・・ 何を隠そう俺はミーハーだったのである。


2014.01.06 午後7時

その時刻に新宿に途中下車。
冷たい風が強く吹いて、街のイルミネーションを揺らしていた。
なんで木々の枝に結ばれた光が揺れると、一層寒く感じるのだろ。


2014.01.07 やさしさって何だろう

先日、亀戸にある真言宗東覚寺をめぐった際に、表題の言葉を見つけた。
「やさしさって 何だろう
自分の心の中に
相手の気持ちを移す勇気のことか
新しい年の目標は・・・
私の心 あなたの心に やさしさを育むことだ」
そう、相手の心を自分の心と同化させることは難しい。
やさしくなるには、結構、勇気がいるのだ。
しかし、この何とも知れない閉塞感や苛立ちから抜けるには、
もうこれしかないような気がするのだ。
時には怒りも必要なのだろうが、
やさしさがなければ、正しく怒れないのではないかと思うのだ。


2014.01.08 訃報、やしきたかじん

東京が嫌いなら、せめてテレビ神奈川でネットしてほしいと思っていた。
でも東京を目指し、すっかり東京に住みつく関西の芸人やタレントが多い中で、
大阪を拠点にアンチ東京を全うしたのは立派だった。
我々がまともに観られたのは『たかじんnoばぁ~』くらいか。
そのエンディングで『ICHIZU』を聴き、すぐにベストアルバムを買った。
還暦ツアーでの新宿厚生年金会館のコンサートは残念ながら完売。
忘れられないのが、今から20年前に甲子園の帰りに行った今津の居酒屋「虎」。
店の大将に乞われるようにマイクを持って『東京』を絶唱したこと。
結局、まったく身近にはならなかった人だったが、多分好きになったと思う。


2014.01.09 お騒がせ野郎捕まる

川崎市多摩区やら横浜市泉区やら馴染みの地名が飛び交うので気にはなっていた。
とにかく警官の隙をついて逃亡した強盗・強姦の容疑者は捕まった。
県警の大失態も重なって、チンケな若造相手にかなりの大捕り物だったようだ。
二十歳で妻子持ち。強盗はしたけど強姦はしていないと主張。
しかし派手に逃げちまったおかげで名前や顔が日本全国に知れ渡ってしまった。
実は勾留決定前なので「逃亡罪」には問われないらしい。なんじゃそりゃ?
逃げた若造、取り逃がした警官、襲われた被害者と代償は果てしなく大きいわりに、
ここまで内容と結果がスカスカな事件も珍しいのではないか。


2014.01.10 最強寒波?

雪は降らずとも、確かに日陰で風に吹かれると身が縮む寒さだった。
日本列島が「最強寒波」に覆われているのだそうだ。
「爆弾低気圧」といい、最近はどうも気象用語まで物騒になってきた。


2014.01.11 父の寝床

さすがに夜中に何度もトイレに行かれると階段が危なっかしいので、
親父に二階の寝室から階下の部屋に移ってもらうことにした。
起きて立ち上がるにはベッドの方が楽だろうと、両親と家具屋を物色。
母親のツルの一声で、10万円のベッドを購入した。
ちと高い気もしたが、86歳で安っぽいベッドもないだろうと奮発。
いざ代金を払う段になって、ふと目に留まったのが「各種団体割引」の表示。
団体とは神奈川県職員組合や教職員組合、警察、消防や大企業の組合などで、
1、000円くらいの割引かと思ったらなんと5、000円引きだそうだ。
何だよ、公務員や大企業には消費税還元かいなと鼻白んでいたら、
表示に「日本自動車連盟加入者」とある。そうかJAFでもいいのかとカードを提示。
今まで保険のつもりで加入していたが、初めてJAFのメリットを感じた次第。
さらに店員から自宅にお届けする際に、日取りなどのこだわりはあるかと聞かれた。
へぇ~、家具を搬入するときに縁起を担ぐのかと、逆に店員に尋ねると、
婚礼家具や孫の学習机などを届けるときに日取りにこだわる年配客もいるのだという。
「いやいやウチはそんなこだわりないので、最短でお願い」と答え、本日搬入された。
・・・ふとカレンダーを見ると、今日は「仏滅三隣亡」だった(汗)。


2014.01.12 道了尊の350段

午前十時の映画祭で『ロッキー』を観に行った後、
小田原から大雄山線に乗り換えて道了尊最乗寺まで出掛けてみた。
とにかく石段に次ぐ石段。よくぞ脚が釣らなかったものだ。
フィラデルフィア美術館の長い階段を駆け上ったロッキー・バルボアではないが、
350段の石段にはすっかり息があがって心臓が口から出そうになった。
こんな時に頭をよぎるのは、実家から駅まで7分で駆け抜けた高校生の自分だ。
ぜぃぜぃ息を切らしながら石段を上がる自分をかつての自分が軽く追い越していく。
みるみる遠ざかっていくその後ろ姿の鮮やかなことといったら・・・。
救われないのが、努力次第でまだまだあの頃みたいに走れると思っていること。
その努力をなんもしておらんのだが。


2014.01.13 テンプレートを変えてみた

なるべく色を消そうと思って白黒のデザインにしてみたのだが、
単に地味になった。というより葬式の幕みたいになった。
そこでワンポイントだけ赤を入れてみる。
ま、しばらくこれでいこうか。


2014.01.14 「第二回 新・午前十時の映画祭」

とりあえずラインアップのページを追加した。
デジタル上映になって以来、画像の多少の違和感は拭えないことと、
映写機の光やフィルムを回す音が消えてしまったことは悲しいが、
やはり上映作品の魅力と、劇場のスクリーンに映されることの楽しみは大きい。
例によって初見再見に関わらず、映画祭での初上映は全部観るつもりでいるのだが、
念願の『俺たちに明日はない』をようやく劇場で観られることと、
『あなただけ今晩は』の上映が嬉しい。選考委員がワイルダー好きで本当に良かった。
さて今回から日本映画もラインアップされている。
劇場初見となる『飢餓海峡』などは有難いが、問題はやはり『仁義なき戦い』だろう。
あれを朝の十時から、シネコンで、デジタルで観ることになるのか・・・。
果たしてシネコンという空間であの作品独特の祭りが生まれるのか。
不安と期待が相半ばする今年の午前十時ではある。


2014.01.15 ふと7年前のことを調べてみる

2007年。安倍晋三が総理を電撃辞任し、郵便局が民営化された。
野球は中日がCSで巨人に3連勝し、日シリで山井の完全試合目前降板があった。
この年のヒット曲は『千の風になって』以外は殆ど知らない。
強いていえば、中島みゆき『一期一会』とTOKIO『宙船』ぐらいか(苦笑)
要するに私にいわせればついこの間の出来事ばかりだ。
なんで2007年。なんで7年前かというと、
これからその7年で還暦になっちまうと思ったに過ぎない。


2014.01.16 2013年映画賞が揃ってきた

映画を多く観た年もそうじゃない年も毎回ベストテンを見るのは楽しみだ。
【第87回キネマ旬報ベストテン】
1.『ペコロスの母に会いに行く』2.『舟を編む』3.『凶悪』4.『かぐや姫の物語』
5.『共喰い』6.『そして父になる』7.『風立ちぬ』8.『さよなら渓谷』
9.『もらとりあむタマ子』10.『フラッシュバックメモリーズ』
【第35回ヨコハマ映画祭】
1.『凶悪』2.『舟を編む』3.『ペコロスの母に会いに行く』4.『そして父になる』
5.『横道世之介』6.『さよなら渓谷』7.『地獄でなぜ悪い』8.『許されざる者』
9.『共喰い』10.『チチを撮りに』
順位こそ違うがキネ旬とヨコハマが3位まで同じ作品が並んだ。
とにかく森崎東がまだ現役で頑張っているのが嬉しい。本当にウレシイ。
2月2日の関内ホールを今から楽しみにしている。


2014.01.17 一人旅へ

正直いうと一人になると妙に落ち着く。
一人で自分の殻に閉じこもっているのが落ち着くのではなく、
一人で外に出掛けることの自由さに取り憑かれているといってもいい。
もちろん、ここ数年に寺社めぐりが趣味になったからといって、
精神的に何かの病巣を抱えているのではない。と思う。
とにかく実家と職場の往復から開放される瞬間が有難い。
ある意味、煩わしさから逃れたいと思っているのかも知れないが、
現実的には仕事はやっていかなければならないし、両親の面倒も見る。
それをこなすためにも一人の時間がどうしても欲しい。
今週末は両親に不在を断り、仕事が終わったらそのまま旅に出る。


2014.01.18 比叡山

その旅を思いついたのはほぼ一週間前。
最初はふとJRの駅貼りポスター「そうだ京都へいこう」を見て、京都を考えた。
しかし、いきなり思い立っても京都の新幹線+宿の格安プランは満杯。
そこで高野山、伊勢と行ったから次は比叡山かと思い立った。
思い立ってみるとなんてことはない。大津の宿は楽勝でとれた。
大津なら京都駅まで電車二つ目で10分とかからない距離。
琵琶湖の畔なら比叡山からも近く、京都とも目と鼻の先だ。何よりも安い。
今まで滋賀に泊まるなど考えてもみなかったが、ここまで便利だとは知らなかった。
久々に見る琵琶湖もなかなかだったが、比叡山は素晴らしかった。
雪がちらつく中を始発のケーブルカーで登り、梵鐘の音とお経の声に出迎えられる。
参拝客もまばらな冬は閑散としていたが、だからこそ抹香の香りが心地よかった。
何よりも国宝の大伽藍を惜しげもなく見せてくれているのが嬉しい。
比叡山の麓の坂本でも日吉大社のスケールと西教寺の石積みの景観を堪能した。
以前は旅の紀行を写真つきでブログに著すということもやっていたのだが、
なんかブログにアップすることありきの旅というのも違う気がして今は止めた。
ただここに「行った」という記録を止めるのみだ。


2014.01.19 三井寺、石山寺から京都へ

いやはや白い綿帽子を被った木々の向こうに建つ仏塔の美しさ。
二日目の旅の最初に雪化粧に覆われた三井寺を訪れてみた。
琵琶湖畔のホテルから徒歩の距離だというのが有難い。
それから近江国一宮の建部大社、源氏物語ゆかりの石山寺へ。
かなり近江に後ろ髪引かれながらも、あっという間に京都伏見へ。
伏見稲荷大社の千本鳥居の赤い回廊も強烈だったが、とにかく歩く、登る。
正直、昨日の比叡山で相当足にダメージが来ていたので石段の連続はキツい。
しかしそこは寺社巡りであるので、多少のキツさも修験者気取りで乗り越えられるか。
東福寺に寄ったあとは久々の河原町。祇園の賑わいで近江の静寂が一変する。
帰りの新幹線までの時間が心許なかったので、仏閣を止めて神社回りに切り替える。
八坂神社から賀茂上神社、下鴨神社、北野天満宮と闇雲に回ったが、
なにせ京都の土地勘が殆どないものだから効率は悪かったに違いない。
さて因みに去年、親父宛に「振り込め詐欺」まがいの電話が掛かってきたのを契機に、
旅の記録は旅を終え、帰宅してから記すことにしている。
あらかじめ不在をここに書くことにリスクを感じ始めているからだ。


2014.01.20 沖縄ベイ・ブルース

♪~沖縄ベイ・ブルース、燃える珊瑚礁
なんて古い歌がありました。古いといってもダウンタウン・ブギウギ・バンドか。
その沖縄に行ってからすでに十年が過ぎた。
プロフィールの写真はオリオンビールのジョッキ片手にその旅で撮ったもの。
十年経てば白髪も倍に増え、目の下の隈やホウレイ線もさぞ深くなったことだろう。
いや自分の話などどうでもいい。
基地では日の丸よりちょっとだけ上に星条旗がはためいていた。
この度の名護市の首長選で、現職の稲嶺氏が勝利。
例によって沖縄タイムスなどは「名護市民孤立させるな」と息巻く。
正直、沖縄県民の根っこのところの感情はわからない。
しかし沖縄マスコミに日本国への帰属意識はあるのか?といつも疑問に思う。
尖閣に中国船が侵入することより、オスプレイが飛ぶ方が問題なのだろうか。
テレビに映る仲井眞知事の苦渋の表情こそ、沖縄問題そのもののような気がする。


2014.01.21 駅前の喫茶店が閉店したが

近くにモスバーガーがあるので、とうとう一度も行かない内に閉店。
9年も住んでいてスルーだったのは今どきコーヒーが500円だからだ。
そもそも数年前よりファーストフードやコンビニのコーヒーが旨くなった。
さすがに純喫茶店だけではやっていけないのだろう。
さて、その空き物件になにが入るのかに興味が向くわけだが、
「Beer & BBQ オープニングスタッフ募集」の張り紙が。
またひとりじゃ入りにくい店が出来るのか・・・。
この街には牛丼屋が来ないのか・・・。
がっ、去年の一月にも同じこと書いてる(汗)


2014.01.22 考え方

TOHOシネマズのフリーパスの有効期限が29日まで。
タダで映画が観られるというのになかなか映画館に足が向かない。
そこで今夜は帰宅前に映画を観ようと決めて、乗り換えの横浜線へと向かう。
ホームに電車が入って来たので猛然と階段を駆け下りて、
閉まるドアにカバンと右膝を無理やりねじ込んだ。
ところがそれらをドアに挟んだままで数秒が経過。
普通ならば車掌はドアを開ける。しかし頑としてドアが開かない。
こんな状態で意地を張っても仕方ないので、カバンと右膝を抜いた。
すぐにホームを滑り出す電車。こんなことは初めてだ。
思いっきりすれ違う車掌を睨みつけるも、奴は完全にこちらを無視。
もう頭の中はカッカしていたが、冷静に考えれば非はこちらにある。
そう、やたら沸点が低くなる公共機関で苛々しないというのも今年のテーマだ。
そもそも比叡山で心を落ち着かせてきたばかりではなかったか。
だからこう考えることにした。
あのままドアが開いて電車に乗ったとしたら、とてつもない不幸が待っていたのだと。
駅から出た途端に車に轢かれるかもしれないし、鶴見川で財布を落とすかもしれない。
後ろから通り魔に刺される。階段を踏み外す。観に行った映画が最悪。
考え方ひとつでまるで気分が違ってきた。
最後は横浜線が消えた方向に向かって軽く会釈までしていた(呆)


2014.01.23 マー君、凄げーな

161億・・・どうやって使うんだ?という年俸の総額も破格ながら、条件も破格。
7年契約で4年目にFAも可能で、移籍拒否も選択出来るのだという。
個人的には積み上げてこそアスリートのモチベーションになるものだと思うので、
最終目標みたいな褒美を最初から与えられて大丈夫なのかと心配してしまう。
それにつけても田中将大、一度は生で見ておきたかった。


2014.01.24 東京都知事選・告示

舛添vs細川のマッチレースの様相を呈している都知事選について。
都民ではないので、関係ないちゃ関係ないのだが、そこは東京。
住んではいないが、一日の半分近くは東京に居るのだから選挙結果には注目している。
当り前の話だが、「脱原発」は十分に争点になるべき問題だ。
正直いうと舛添要一も細川護熙も胡散臭くて好きになれないのだが、
小泉純一郎の登場でようやく原発が損か得かのみで語られるのは喜ばしいことだ。
原発論争は宗教と神話が睨みあってクソくんだらねぇイデオロギーの具にされていた。
だから産経・読売を読んでも、東京・朝日を読んでも不快感を禁じ得なかった。
まったくその時間の何たる無駄だったことか。
とにかく変な色のついた輩が小泉に乗っかって足を引っ張らないことを願うのみだ。


2014.01.25 4月上旬の陽気

明月院の脇の山道を登り、建長寺半増坊の見晴台から湘南海岸と富士を眺める。
その時、スタジャンをリッックに縛りつけ、薄い上着を羽織るだけの恰好だった。
鎌倉七口といわれる切通しを歩いているときも薄っすらと汗が滲む。
大寒も過ぎて三寒四温のサイクルに入ったわけでもないだろうが、
関東南部は4月上旬の陽気で、最高気温も16度まで上がったらしい。
そういえばこの冬は琵琶湖畔で雪らしい雪に遭遇しただけで、
部屋の暖房も朝方に布団から出るときにエアコンを入れる程度でおさまっている。
ない物ねだりかもしれないが、せめて1月中くらいは冬らしくてもいいのではないか。


2014.01.26 冬、戻る

夜になって寒気団が下りてきて、北風の冷めてぇのなんのマジで縮みあがった。
1月中は冬らしく?そんな戯言いったのは一体どこのどいつだ(苦笑)
そうそう炭酸水で髪を洗うといいと話を聞いて、
ケースで炭酸の缶入りを仕入れたものの、真冬にそんなもの頭にかけられるか!
と、今夜は炭酸水の本来の使用目的である焼酎割にしようかなと。
とにかく極端な寒暖の差はお手柔らかに願いたい。


2014.01.27 会心の作『小さいおうち』

とうとう山田洋次で泣かされた。
『小さなおうち』は会心の作ではなかろうか。
もう遺作にしてもらってもいいくらいだ(冗談)
昨年の森崎東の復活といい、今は無き松竹大船撮影所の底力を思う。
80代の頑張りが底力といえるのかどうかわからないが。


2014.01.28 クレーム

ここ数年「クレーム」「クレーマー」の文字をやたら目にする。
今、世間を騒がせているのは日本テレビ制作のドラマに対するクレームだ。
養護施設を描いたドラマで、とうとう主要スポンサーがすべて降板の事態となった。
このドラマは観ていないので内容に言及は出来ないが、
養護施設を描くとなると、綺麗ごとでは済まない場面も出てくるだろう。
創作とはそういうものであり、ある種すべての創作が抱えている原罪だと思っている。
だから創作を提供する側にも一定の配慮が必要なのは当然なのかもしれないが、
配慮以上に必要なのは事態の予測と軋轢に負けない意志だろう。
最後までやりきる気概がないのなら最初から止めた方がいい。
ネット社会になってクレーマーの増殖が問題となっている。
まるで気色悪い正義の大安売りだ。
しかしそれを報じるマスコミこそが日常的に言葉狩りに勤しんでいるのではないか。
NHK新会長の発言など政府方針に沿った内容なのだから問題にする方がおかしい。
クレームにしても言葉狩りにしても、後に残るものは「萎縮」の二文字。
何ともつまらない時代となったものだ。


2014.01.29 よく出来ていた映画版『永遠の0』

TOHOシネマズのフリーパスの最終日にようやく『永遠の0』を観てきた。
原作は数多の戦記物をコピペして、クソくんだらないエピでまとめたシロモノで、
何故、売れているのか、児玉清ほどの読書人が絶賛するのか意味不明だったが、
三浦春馬の情緒過多な芝居が気になった以外、映画はとてもよく出来ていた。
何よりも原作の「それは有り得んだろ~」という台詞をバッサリ切ったのが偉かった。
そうか、やっぱり変なものは変だと思う人が自分以外にもいたことに安心した次第。
戦争を賛美?馬鹿いってんじゃないよ。ヒコーキ野郎たちを賛美するのは当然だろう。
そう、もともとゼロ戦映画でつまらない作品などないのだ。


2014.01.30 1月も終わりだが

「1月は行く」といわれるが、ようやく1月も終わりかと思う。
個人的には1月はわりとゆっくりと進行する印象がある。
お伊勢参りから1か月半しか経っていないのが信じられないし、
琵琶湖のホテルに到着したのはたったの2週間前のこと。
やはり年が変わることと、誕生日で気分が一新されることもあるのかもしれない。
それでも職場での一日の途方もない長さは一体何なんだろう。


2014.01.31 日本酒

酒席では40代の半ば頃までは殆どビールかサワーで過ごしてきた。
以前は安い日本酒の味は最終電車に充満する匂いというイメージだった。
温泉宿での宴席以外、テーブルに日本酒が並ぶこともあまりなかったと思う。
今は乾杯のときだけビールを飲むが、そのあとは日本酒で通している。
日本酒の味がわかる歳になったのではなく、歳が日本酒の味を好むようになった。
爺々へのスタートが日本酒というのは、あまりに日本酒に失礼か。…失礼だよな。

                           

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