◆三行の映画評

◎探 偵(スルース)
2026.01.06 新文芸坐 Sleuth [1100円/138分]
【05】1973年イギリス 監督:ジョゼフ・L・マンキーウィッツ 脚本:アンソニー・シェーファー
CAST:ローレンス・オリビエ、マイケル・ケイン、アレック・コーソーン、ジョン・マシューズ
●学生時代の友人から映画に出てくる真っ白なジグソーパズルを聞かされて衝撃を受けたことを憶えている。ピースをはめて完成した絵を飾ることすら拒絶する世界とは一体何なのだろう。映画は舞台劇らしい名優同士の知的なコンゲームが展開されるが、予想したよりコメディの風味もあった。そして真っ白なジグソーは確かに存在していた。
※1973年キネマ旬報ベストテン第7位
◎ロストランズ 闇を狩る者
2026.01.04 イオンシネマ座間:スクリーン7 In The Lost Lands [1100円/100分]
【04】2025年ドイツ=アメリカ=スイス 監督:ポール・W・S・アンダーソン 脚本:コンスタンティン・ヴェルナー
CAST:CAST:ミラ・ジョヴォヴィッチ、デイヴ・バウティスタ、アーリー・ジョヴァー、アマラ・オケレケ
●思えばミラ・ジョヴォヴィッチを初めて観た『フィフス・エレメント』なんて前世紀の映画であり、代表作の『バイオハザード』を経て、50になってまだこんなバイオレスファンタジーをやってるのかと思った。文明が崩壊した世界という舞台設定は相応しいかも知れないがとっくに手垢に塗れている。わざわざ劇場で観る必要はなかった。
◎栄光のバックホーム
2026.01.03 109シネマズゆめが丘:シアター2 [1300円/135分]
【03】2025年幻冬舍=JACO=電通他=ギャガ 監督:秋山純 脚本:中井由梨子
CAST:松谷鷹也、鈴木京香、前田拳太郎、伊原六花、山崎紘菜、草川拓弥、萩原聖人、上地雄輔、古田新太、加藤雅也
●2016.4.5東京ドーム。三塁から鮮やかに本盗を決めた横田慎太郎。その躍動感に新生タイガースの幕開けを予感させた。彼が辿った運命は何度も語り継がれたが、真面目に映像化ほど感動の再現VTRになってしまい、本作もその枠に嵌められてしまう。ただ伝説のバックホームから逝去までの3年間を知ることが出来たのは虎党として有難かった。
◎TOKYOタクシー
2026.01.03 109シネマズゆめが丘:シアター6 [1300円/103分]
【02】2025年松竹 監督:山田洋次 脚本:山田洋次、朝原雄三
CAST:倍賞千恵子、木村拓哉、蒼井優、迫田孝也、優香、中島瑠菜、神野三鈴、イ・ジュニョン、小林稔侍、笹野高史
●予告編を観た時、『パリ・タクシー』のリメイクとキャスティングにズッコケた。悲しいかな山田洋次の終焉と思った。倍賞千恵子に死期が近づいた富豪の老婆を演じさせ、相手役に生活感が希薄なキムタクをあてる。長年、伴走してきた倍賞へのご褒美としてもあまりに残念。起点こそ帝釈天だが東京の魅力をもっと掘り下げなくてどうする。
◎アバター:ファイヤー アンド アッシュ
2026.01.01 109シネマズグランベリーパーク:シアター9 IMAX Avatar: Fire and Ash [2500円/197分]
【01】2025年アメリカ 監督:ジェームズ・キャメロン 脚本:J・キャメロン、リック・ジャファ、アマンダ・シルヴァー
CAST:サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、シガーニー・ウィーバー、スティーブン・ラング、ウーナ・チャップリン
●誕生月割引を使って16年前と同じ映画館のIMAXで観賞。内容こそ前作同様の家族を脅かす外敵との戦いだったが、煩わしい二重眼鏡のストレスも無く、3D技術も格段に進歩して、劇場で観られる最先端映像を理屈抜きで楽しんだ。定番の展開に不可欠なのが敵役の造形で、ナヴィのヴァランはシリーズ屈指のキャラではなかったか。
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