■2011.07

日めくり 2011年07月(平成23年)         


2011.07.01 ツキが変われば

暑いのだが、結構雨も降る。それも半端な降り方ではない。
もう日本は亜熱帯なのだろう。
窓の外を見るたびに晴天と土砂降りが猫の目のように変わる。
といっても猫の目がコロコロと変わるところを見たことはない。
・・・月の変わり目に内容のない話で申し訳ないのだが。


2011.07.02 ギュ

忘れ物に気づいて家に戻ったら、母親の泣き声が聞こえてくる…。
愛犬を亡くされた方のブログを読んでいて胸がギュと締めつけられた。
目の前で泣かれるより、きっと堪えるのだと思う。
母親がひとりでいるときの姿は見ているようで見ていない。
今まで何度か泣かしてきたのかもしれないと、ふと思った。


2011.07.03 ニュース

政局は一段落したのだろうか。なにやら政治が停滞している。
ニュースを見ていると菅直人より亀井静香や仙谷由人の顔ばかりが映る。
日経新聞を開けば倒産や前年比30%減とか暗いニュースばかりで嫌になるし、
週刊誌の中吊りでは原発拡散の恐怖と、保安院審議官の不倫が同じスペースで踊る。
あの藤子不二雄のマンガに出てきそうな審議官の口元がどうも好きになれなかった。
などと、こちらのレベルも思いっきり低俗ではあるのだけど。


2011.07.04 理系・文系

今回の原発事故でわかったことは、いかに政財界やメディアに理系が少ないこと。
考えてみれば大学の経済学部に数学の試験がないのはおかしい。
極論すればこれからの時代に文系の学生など必要ないのではないか。
優秀な理系人間ならおおよその文系の知識は苦も無く身につける。
その逆はまずあり得ないし、文学部などカルチャーセンターで十分に間に合う。
などと、文学部出身で論語もろくに知らない中国文学専攻だった私は思う。


2011.07.05 放言・暴言・恫喝・・・ダメだこいつは

朝のニュースで松本龍復興相の放言が取り上げられ、
あまりの品のなさに「ダメだこいつは」と思ったものだが、
案の定、昼過ぎには謝罪し、しばらくして辞任したようだ。
「九州の人間だから・・・」という発言は九州人に対しても失礼だ。
・・・しかしこんな人材しかおらんのか民主党は。


2011.07.06 終わりナゴヤ?

昨日も今日も圧倒されていたわけではないのだが、勝てない。
ドラゴンズもタイガースを圧倒したとは思っていないだろう。
明日ここで野球以外の話をしたら負けたと思ってもらっていい(笑)。


2011.07.07 勝ちました

岩田と吉見が投げ合って0-0で延長戦に入って決着をつけた。
これでナゴドは2勝3敗1分。
残りの名古屋は6試合。ここで2勝出来れば御の字ではないか。
あとは甲子園で勝ちまくればいいのだ。
次は巨人を3つ食ったヤクルトと秋田で二つ。
さあて、ナマハゲも驚かす快勝を期待したいところだが。


2011.07.08 食って、飲んで

今年も職場主催の研修会&懇親会に200人。
参加者が口々に「去年より集まったんじゃないか」といってくれたので、
世知辛い時期にしては、そこそこ成功したのではないかと思う。
この業界の中にいて、職歴それぞれで絡んだ人たちと食って、飲んだ。
二次会に流れて飲んだ面子ともかれこれ30年近い付き合い。
さて、遠くへ来てしまったのか、まだその場で足踏みをしているのか。


2011.07.09 退化

例えば小学六年生も四年も経てば中学生に成長する。
それは見かけにも違いが出るのは当然だろう。
これが20代、30代だとそれほど見違えることはない。
ところが我々、五十路世代になると人によって一気に見違える。
太る、逆に糖尿で痩せる、禿る、白髪が増えるなど。
これはもしかすると第一次後退期といえるのかもしれない。
何てことを思いつつ、飲み屋の品書きを目を細めて凝視する。


2011.07.10 驚く

メアドの変更を友人や知り合いに一斉送信。
しばらくすると同い年の以前の職場仲間から電話が入る。
高血圧、糖尿、人工透析に腎臓ガンと壮絶なことになったらしく、
第一級障害者に認定され、仕事も出来ず生活保護を申請中だとのこと。
長年の不規則な生活習慣のツケだと片づけていいものかどうか。
自分も絶対に予備軍なので気を付けなければ。
それにしてもメアド変更のお報せが思わぬ話を連れてきたものだ。


2011.07.11 なるほど

迷惑メール対策でいろいろとフィルターをかけていたので、
どうやらスマートフォンから自分宛てのメールが送れなかったらしい。
迷惑メールフィルターも、受信拒否のドメインでBOXの中が満杯だったのだが、
よく見ると「@●●mixi.jp」「@▲▲mbga.jp」「@▽▽gree.jp」が半分近く。
結局、ミクシィ、モバゲー、グリーに見せかけた姑息なものが多かった。
けっ、と思いながら大半のブロックを外した。
※追記。
なんと「@docomo.ne.jp」も受信拒否になってました(汗)。ごめんなさい(涙)。


2011.07.12 よしゃ、勝った

梅雨も明け、茹だる暑さに悶絶しながら眠れない夜を過ごす。
しかし寝不足だろうがなんだろうが巨人に勝てばそれでよし。
ワンチャンスをものにした試合だったが、この相手には結果がすべてだ。
だからといって今夜、爽快に寝られるわけではないのだが。


2011.07.13 明日言ってみようか

「申し訳ないが、こんなところで下位チームにつまづいてられないのだよ。」
うひゃ。


2011.07.14 なでしこJAPAN、決勝進出!!

サッカー女子W杯で日本が準決勝でスウェーデンを破って決勝進出。
朝のニュースは横並びでなでしこJAPANの快挙を伝えた。
閉塞感が漂う日本、彼女たちの躍動感は一服の清涼剤だ。
小さな体で大きな相手に立ち向かっていく姿が何とも凛々しいではないか。
・・・実は最初の勝利まで女子のW杯が開催されていたことを知らなかったのだけど。


2011.07.15 熱中症か?

スタンドにいた時はむしろ風が心地よかったのだが、
負け試合が終わって浜スタから桜木町まで歩いている途中、足がつった。
今まで足は何度となくつってきたが、さすがに歩きながらは初めてだ。
熱中症の前触れかもしれないと、慌てて自販機で水を買う。
まだ自宅ではエアコンをつけずに頑張っているが、
節電で熱中症にかかってしまったら何の意味もない。
内勤ばかりで暑さへの耐性が衰えているのかもしれない。


2011.07.16 金本の一発

新横浜駅でボストンバッグを持った人たちが乗り降りする。
連休に旅とは羨ましいな思いながら浜スタへ。
いやいや連休に野球観戦もいいもんだ。
スタンドには多くの家族連れ。
お父さんは何度でも子供たちを球場に連れて行って欲しいと思う。
小さな子供たちは鉄人のホームランを記憶に刻んだことだろう。
そう、これから前人未到の世界記録保持者の仕事はそこにある。


2011.07.17 四番の仕事

逆転された7回表、新井の同点弾の何と鮮やかだったことか。
そして8回表の試合を決定づけた満塁本塁打。
ゆっくりと3塁ベースを回り、3人のランナーが迎えるホームへ。
決めるときに決めるの四番の仕事。
昨日まではどうだったか、明日からどうなるのかはわかないが、
少なくとも今日の新井貴浩はタイガース史上でも傑出した四番だ。


2011.07.18 朝から大泣き

ここまで涙腺が緩くなってるか!もう漏れる漏れる。
フィジカルで圧倒するアメリカ娘相手に食らいつくなでしこたちの諦めない姿。
もちろん評価するべきは戦術とアスリートとしての技術なのだろうが、
彼女たちのいじらしさに感動しない奴は間違いなくイモだ。
涙腺だだ漏れモードになると、NHK朝ドラの『おひさま』の総集編でも泣ける。
人物設定も背景も性格もまったく知らないのだけど、もうこうなると条件反射だ。
ただでさえ喉が痛いところに鼻水をかみ過ぎたものだから、
風邪をひいたかもしれない。


2011.07.18 芳雄兄ぃ、逝く

『反逆のメロディー』 『赤い鳥逃げた?』 『竜馬暗殺』 『祭りの準備』 『はなれ瞽女おりん』 『ツィゴイネルワイゼン』・・・。
60年代後半から80年代の始めまで日本映画は原田芳雄とともにあった。
ラジオの深夜放送で聴いた「りんご追分」の弾き語りに胸をときめかせ、
中学生は、漠然とあんなアウトローになりたいと憧れた。
映画がどんどん優等生になっていく中で、原田芳雄は天に昇っちまった。
在りし日の愛すべき日本映画、これにて終幕なり。


2011.07.20 喉が痛い

まだエアコンを使わないで頑張っているのだが、
窓のそばに顔を近づけて寝ていたので、網戸の埃を吸い込んでしまったか喉が痛い。
さらに咳が止まらないので、そのたびに激痛に飛び上がってしまう。
唾を呑み込むだけで痛いので、飯を食うのも、水分を取るのも難儀だ。
だからといって煙草の本数はまったく減ってませんが。


2011.07.21 土用の丑

池袋のデパ地下では有名店のうなぎの蒲焼に長蛇の列(長鰻の列でもいいか)。
見渡せば定食屋から牛丼屋、近所のスーパー単位でも大量のうなぎの陳列だ。
日本全国で、どれだけのうなぎがまな板の上で暴れる頭にピンを打ちこまれ、
裂かれ、串刺しにされ、蒸され、焼かれ、タレに付け込まれることだろう。
クリスマスの鶏と土用のうなぎだけは、そのおびただしい出荷量を想像してしまう。
そういいながらも昼にうなぎ定食、夜はうなぎ弁当だ。しかも喉の痛みに耐えながら。


2011.07.22 寒っ

台風は東太平洋の彼方に消えたが、上空の冷たい空気を押し出してきた。
首都圏は気温が20度にも満たず、通勤電車の中も上着を羽織る人が大勢。
湿度がないので昼間歩くのは爽快だったが、夜の冷えること冷えること。
トレーナーを引っ張り出し、とうとう押し入れから毛布まで導入。
暑けりゃ暑くて文句たらたらなのだが、ここまで極端でなくても。
日曜日には再び猛暑に戻るらしいが、とんだ台風の置き土産だった。


2011.07.23 原発は是か非かの是非

今や自治体単位だけではなく、一介の主婦が公園の放射線量を測定する事態だ。
その場所に一年間居続けると国の暫定基準値を上回ると大騒ぎをしているのだが、
こんなもの政府や官邸の無策ぶりを象徴しているだけの話ではないか。
菅直人も「脱・原発」を口にした以上、その方向で強く舵を切ればいいのだ。
それがあまりのバッシングから「個人的な見解を述べただけ」とトーンダウン。
こういうことだから「また思いつきを口にした」という誹りから逃れられないのだ。
とにかくいつまでも原発論争がイデオロギー論争であってはならない。
最早、どちらが損か得かという現実問題として捉えるべきではないのか。


2011.07.24 海外ニュース

「ノルウェイのオスロでの爆弾テロに続いて90人以上にも及ぶ虐殺」
犯人ひとりの乱射としては、このおびただしい犠牲者の数はどうしたものだろう。
組織的なテロではないとのことだが、これに刺激された模倣犯の出現が怖い。
「中国高速鉄道で衝突事故。死者35人、負傷者210人以上」
何とも痛ましい事故だ。落雷が原因との話もあるが技術的な稚拙さは否めない。
もともと中国の高速鉄道についてはパクリなど批判的な話が多かったものの、
だからといって日本のメディアやネットはそれをあげつらうのは止めた方がいい。
まだ記憶に新しいJR福知山線の事故など技術以前の問題だったではないか。


2011.07.25 ええー?

昨日ここで中国高速鉄道の事故について、過激なもの言いには釘を刺した。
ところが遺留品などお構いなしに事故車両を解体し、その場で埋めてしまった。
犠牲者の数も定かではなく、その作業中にも運行が再開されてしまう。
そもそも落雷と衝突の整合性などあるのだろうか。
やはりこの国の指導部は人民の命など毛ほどにも思っていないようだ。


2011.07.26 プロ初打席初本塁打

森田という選手はタイガースに入団した時から注目していた。個人的に(笑)。
それにしても一軍の初打席で起死回生のホームラン。
高校生ドラフト3位から育成選手に落ちて、再び這い上がってきた苦労人。
彼がこれからレギュラーに定着するのかどうかはわからないが、
初打席初本塁打男という通行手形を持って球界のど真ん中を進んで欲しい。


2011.07.27 暑気払い

私以外の全員が還暦過ぎの警視庁OBという中で、牛角で暑気払い。
食べ放題、飲み放題プランでも、食うより飲みたいという連中ばかりなので、
こちらに「もっと食え、もっと食え」攻撃が集中する。
悪気がないだけにキツい。はっきりいってこっちも若いわけではない。
そもそも焼肉を食うことにあまり馴染んでいない世代なのか、
あたり構わず網の上の肉をひっくり返されるのにイラっとくる。
その手前のカルビは俺が手塩に育てるように焼いているのに。。。


2011.07.28 掛布雅之よどこへ行く

二度目の不渡りで倒産。負債総額は4億だという。
掛布は燃え尽きて現役を終わらせることが出来なかったのだろう。
年齢を考えてもあれだけの選手だ。もうひと花もふた花も咲かせられたに違いない。
それを放棄してしまったことで、掛布は相当に無理をしてきたのではないか。
負債4億とはただごとではない。迷惑を蒙った人も少ないないだろう。
裸になったミスタータイガースに、明日があると信じたいのだが。


2011.07.29 伊良部死去

スポーツ選手に光と影はつきものかもしれない。
伊良部秀輝はそんな光と影に揺られ続けていたという印象がある。
あまりにも悲しい最後。事業失敗や警察沙汰など暗い話もあったが、
甲子園のヒーローからロッテ、メジャー、阪神、アメリカや四国の独立リーグ。
あらゆるカテゴリーの野球界のマウンドに立った姿から浮かび上がるものは、
純粋に白球を追いかけてきた野球小僧の朴訥さではなかったか。
「一度でもピンストライプのユニホームを着た選手は、永遠にヤンキースの家族」
ニューヨークヤンキースの球団コメントではないが、
一度でも縦じまを着た選手を、虎キチたちは永遠に忘れないだろう。


2011.07.30 新潟の集中豪雨

新潟に集中豪雨。三条、長岡を中心に避難勧告40万人という被害となっている。
本籍地のある下越地方は大雨注意報止まりで、大事には至らなかったようだ。
私は昭和42年の死者100名を超えた羽越水害に遭遇している。もう44年前だ。
夏休みに帰省していたときのこと。真夜中に起こされると玄関先まで水が迫っていた。
6歳の子供ゆえ、恐怖より、集落が水没している違和感にやたらと興奮した。
二階から見下ろすと、豚が列を作って泳いでいる。あの異形な風景は一生忘れない。
これからも「自然の猛威の前で、人間はあまりにも無力だ」といわれ続けるのだろうが、
まずは今回の被害が最小限に収まることを願う。


2011.07.31 寝た寝た

湿度が少なく涼しい日曜日。窓を開けると雨がしとしと。
日頃の寝不足を挽回せんとばかりによく寝た。
昼飯はスーパーの惣菜で済ませて、また寝る。
おかげで夜も寝惚けたようなような状態でボ~としていた。
得てしてこういう一日ほど、後で振り返れば「羨ましい」と思ったりするのだが、
結局、束縛されない自由と孤独の中で惰眠を貪ったということか。
なんのこっちゃ。

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