■2017.10

日めくり 2017年10月(平成29年)         



2017.10.01(日) 怠惰に過ごした日曜日

我ながら実に久々に食って寝てダラダラと日曜日を過ごした。
本当は朝から新文芸坐に『8 1/2』を観に行く予定だったが、
昨日の睡眠状態が酷く散漫で、目が覚めたら11時を過ぎていた。
ならば映画は夜にするべとなって野球中継を観る。
チャンネルを東京ドームと横浜スタジアムでザッピング。
昨日、頭部死球を巨人の畠から食らった上本が、見事ホームラン。
同じ投手から踏み込んでよくぞレフトスタンドまで飛ばしたものだ。
そこそこ負けず嫌いだと思っていたが、予想以上の気持ちの強さが嬉しかった。
続いて糸井もホームラン。ドームの巨人相手になかなか気分がいい。
思えば糸井のホームランはとうとう球場で見られなかった。
何故だか高山のホームランは3本も見たというのに。
ホームランといえば横浜スタジアム。
筒香の2発は強烈だった。度肝抜かれる一発とはこのことだ。
DeNAは広島に快勝。3位を決めて甲子園で対決する。
正直、筒香は脅威だが、それより今は巨人がBクラスに沈んだことを喜ぼう。
来年の選手名鑑は4番目に登場する。よっしゃよっしゃ。
夜になるとすっかり映画に行く気力は失せていた。
今から池袋まで出掛けてフェデリコ・フェリーニはチト重い。


2017.10.02(月) また石騒動

仕事中、後輩が血尿を出したというので、早退して病院に向かった。
多分、尿路結石だろう。彼はこれで2回目だ。
またぞろ私を含めた経験者が集まって結石話に花が咲く。
というより結石コミュニティが集結して、未経験者に激痛の体験を熱く語る。
そして次は決まって石の大きさを無為に競い合うのだ。
1cm?うっ負けた・・・甘いな俺なんか2cmだったぜとか。
私に言わせれば自然排尿で流せる程度なら“ひよっ子”もいいところで、
体外衝撃波砕石術をやって10万円取られて一人前の結石人だ。
後輩が座薬とロキソニンを持って帰ってきた。
早速、石の規模を聞く。9mm、7mm、6mmだったという。
「うっ、3つもあるのか・・・悲惨」
どうか可愛い後輩に幸あれ。


2017.10.03(火) 早朝の怪

後輩の尿路結石を笑ってられない。
今朝の4時半頃、突如の吐き気と激しい眩暈に襲われて目が覚めた。
56年生きてきてここまでの眩暈の経験はなかった。
部屋中がぐるぐる回っている。物が二重に見えたり揺らいだりのレベルではない。
周囲が斜めに回転しているのだ。
吐き気のあまりのリアルさでこれが夢ではないとはっきりわかる。
とにかく嘔かなければと、トイレに向かうもとても立てたものではない。
這いつくばりながら便器の前でしゃがみこむも、嘔吐までは至らず、
えづいている内にどうやら眩暈はおさまってきた。
二度寝して目が覚めたら、今度は右目の視界の右下がバチバチ光っている。
これが顔を洗っても目薬をしても一向に消えない。
こんな飛蚊症があるのか。何なんだこのバチバチは。
駅まで歩いている間に治まってくれたが、
単なる更年期?斜め回転とバチバチの閃光に何か因果関係はあるのだろうか。


2017.10.04(水) ラスベガス銃乱射事件

全米ライフル協会会長のチャールトン・ヘストンにマイケル・ムーアが詰め寄った時、
全世界がアメリカ社会が根強い病理を抱えていることを認識したのだと思う。
『ボウリング・フォー・コロンバイン』。その以前も以後も銃乱射事件は頻発する。
その度に銃規制が論議され、民主党大統領が動き、共和党大統領が潰す。
しかし事件発生後に起こるのは銃規制論議ばかりではない。
全米の銃器の売上が一気に伸びるのだという。
自衛意識もあるのだろうが、合衆国民の多くは銃が大好きなのに違いない。
銃が合衆国の自由の象徴だというのであればそれはそうなのだろう。
私は銃を持つことと、実際にぶっ放すことを同等に論じるつもりはない。
しかし、少なくとも狂人が簡単に手にすることのないような努力はすべきだ。


2017.10.05(木) ようやく政局の話

タイガースや映画にうつつを抜かす間、政治が大きくうねっている。
私が生きてきた中で、ここまでめまぐるしく政局が動いたことがあっただろうか。
55年体制が崩壊して、民主党政権が発足した八年前はあくまでも「結果」だった。
この度は「経過」があまりにもめまぐるしい。
「目紛るしい」と書くようだが、「目間狂しい」と当てた方が適当なのではないか。
発端は小池百合子都知事の登場か。森友・家計問題で安倍内閣支持率を下げ、
蓮舫辞任→前原代表誕生→衆議院解散→希望の党旗揚げ→民進党流動化。
民進党が希望の党合流を目指すと、枝野が立憲民主党を設立し、民進は分裂。
国際社会ではその前後でイギリスのEU離脱、トランプ政権発足、北朝鮮問題。
あまりのことがあまりにも多すぎるのと、その展開の早さについていけない。
山尾志桜里のスキャンダルなど遠い過去の出来事のようだ。
逆に衆院選公示まであと5日というのが妙に間延びしている印象すらある。
それにしても、ついこの間生まれた新党に民進が分裂合流するとは驚きだ。
一応これで白黒、いや右左がはっきりした面もあるのだが、
民進党の脆弱さはわかっていたものの、ここまで酷かったとは思わなかった。
ついこの間まで「敵前逃亡解散」などと安倍批判を繰り広げていたのはどの党だ?
改憲vs護憲。それでも今回の衆院選の対決軸だけは明確になった。
小池百合子にそれほどの影響力と指導力があるとはとても思えないのだが。


2017.10.06(金) まほかるに浸る

秋も深まり、読書熱が再燃しつつある。
帰宅電車の中で読み耽り、残りページを考え一気に駅前のモスバーガーで読了。
いやはや男と女のドロドロした深淵にどっぷりと浸らせてもらった。
沼田まほかる『彼女がその名を知らない鳥たち』。
映画化を観る前に読んでおこうと急いで文庫本を買った。
監督は白石和彌。この原作なら撮り方次第で『凶悪』を超える可能性がある。
先に公開されている『ユリゴゴロ』はまだ未見ながら、
今、忽然と沼田まほかるが“来てる”気配がする。
この人の小説を読むのは4冊目だが、なにしろ筆力が強烈で、
一行一行に渾身の力が漲っている。悪くいえば非常に疲れるし重い。
苦しい、汚い、生理的嫌悪感が満載ながら読後感のなんと清々しいこと。
一方的にぐずぐずの男女関係だけ投げ出されてお終いとされる予感もあったが、
きちんとサスペンスとミステリーの骨格があり、どんでん返しまで用意されている。
『猫鳴り』でも思った。「まほかる恐るべし」だ。
人に薦めるのは躊躇させる。でも極上のラブストーリーではある。
十和子と陣治の究極愛を蒼井優と阿部サダヲがどこまで演じ切れるか。
まことに楽しみではある。


2017.10.07(土) 銀座ぶらぶら

「銀ブラ」なんて昭和とともに消滅した死語なのかもしれない。
知らない間に銀座に歩行者天国が復活している。
と思ったら、ホコテンが一時消滅していたのか果たして怪しくなってきた。
新宿の歩行者天国が廃止されたのと混同していたかもしれない。
今日は日比谷と京橋を往復して映画をハシゴで観た。
だから銀座四丁目から一丁目まで歩くことになったのだが、
銀座も私が勤めていた80年代と比べて随分と変わった。
いや銀座を銀座たらしめている店舗やビルは変わっていないのだが、
その装いが明らかに違う。
いや装いが変わったのは我が身なのか。


2017.10.08(日) 70mm

昨日観た映画の話しを続ける。
かつて日比谷に有楽座、銀座にテアトル東京という巨大映画館があった。
「70mm超大作」が来れば、どちらで観るのか迷ったものだ。
その映画館名が刻印されている映画パンフを買うのはステーテスでもあった。
今はもう70mm方式の映画は作られていないのだという。
だから必然的に70mmの大型映画が上映可能な映画館もなくなった。
金曜夕刊のラテ面に「70mm」のロゴが踊り、胸をときめかせていた頃が懐かしい。
フィルムセンターで本日限定で70mmの『デルス・ウザーラ』をやるという。
親父には申し訳ないが、今日は面会をパスさせてもらい、
入場整理券を持ちながらホールの行列に並んだ。
『デルス・ウザーラ』はソ連製作の未見の黒澤映画。
封切りの時、中学生は「つまらなそうだ」と映画館の前を素通りしたのだった。
ただ大ホールとはいえフィルムセンターは座席400程度のキャパシティしかなく、
一部分フィルムが退色していて70mmの醍醐味が味わえたかといえばどうだろう。
映画はモスフィルムらしく重厚に仕上がっていたが、
70年代以降に顕著になった絵画的な絵作りにダイナミズムが削がれていたように思う。
シベリアの大自然を荒々しく闊歩する男たちの迫力がもっとあれば良かった。
むしろ3時間ほどの間を置いて観た『オン・ザ・ミルキー・ロード』の印象が強烈だった。
インディペンデントの小品扱いだが、途方もなさに満ち満ちており、素晴らしい。
映画のスケールはサイズではないとエミール・クストリッツに教えられた思いだが、
それをいってしまったら黒澤明に失礼だろうか。


2017.10.09(月) 日本もダメダメじゃんか

私の印象ではGDPで中国に抜かれたあたりから、
やたらめったら日本の職人や製品の素晴らしさを自画自賛する空気が蔓延した。
日本の技術の高さを外国人に賞賛させ、それを紹介する番組も増えた。
そこで見え隠れするのが中国製の製品や食品を低劣なものとして笑う風潮だ。
私はそれが日本人のさもしさを表していると思えて仕方がないのだ。
中国の高速鉄道が大規模な脱線事故を起こせば、それ見たことかとなるが、
それを凌駕する福知山線の大惨事からまだ10年かそこらしか経っていない。
そして日産の不祥事に次ぐ神戸製鋼のデータ改ざん事件。
これらは日本人の勤勉性とまるで真逆な事象ではないか。
日本もダメダメじゃん…というよりも、もはや国辱ものではないか。
日本人の自画自賛の本質に、自信喪失が見え隠れしていると感じているのは私だけか。
しかしタガの緩みも甚だしい。技術の現場で何が起こっているのだろう。


2017.10.10(火) 東名高速の事故、否、事件

神奈川県大井町付近で悲劇は起こる。すでに6月の出来事だった。
煽られ追い越し車線に停車させられたところにトラックが追突。夫婦が死亡した。
容疑は過失運転致死傷?何を以て過失なのか故意なのか。
容疑者が運転中でなく、死亡事故に至るまでの予測は出来なかったとして過失らしい。
その判断で事件の発表が遅れたわけか。警察、検察とも苦渋の罪状だっただろう。
それにしても、その行為はあまりにも兇悪で残酷。
亡くなった夫婦はもとより、同乗していた娘二人、追突したトラック運転手が、
一瞬にして人生を暗転させられたわけだ。
こういう輩は絶対に社会復帰させてはならない。
一生刑務所にぶち込み、懲役による労働で刑務所の家賃を払い続けさせるべきだ。


2017.10.11(水) 楽しくなかった映画『パターソン』

ジム・ジャームッシュの新作が公開されているのを知人のブログで知る。
残業だったが、ジャームッシュなら終電になってもいいやと都内の上映館を探した。
シネマカリテは満席。急きょ予約を入れて正解。ムーブオーバーしているらしい。
相変わらずミニシアターにジャームッシュ・ブランドは絶大だということか。
ところが突然の残業で疲れていたのか、妙にハイになっていたのかわからないが、
我ながらおかしなテンションで映画を観てしまったらしい。
何故だろう、映画の本質とは真逆にみるみるうちに焦燥感にかられてしまう。
オハイヨ印のブルーマッチの小箱に閉じ込められたような閉塞感と、
似たことが延々と繰り返される日常描写に次第に落ち着かなくなった。
キツイ、つらい、息苦しい。ジャームッシュでこんな思いをしたのは初めてだ。
公式サイトの著名人たちのレヴューを上からナナメ読んでみる。
谷川俊太郎から角野光代、町田康、小林聡美、伊賀大介からカトリーヌ・ドヌーブまで、
めくるめく絶賛コメントが羅列する(公式サイトなので褒めるのは当り前か)が、
どいつもこいつも金太郎飴のごとく似たようなことを書き連ねておって!
日常を淡々と描いて素晴らしい映画など過去にゴマンとあるわ。
そもそも「ミステリー・トレイン」に乗ってきたような奇妙な日本人が突如現れ、
主人公に光明を与えて去るなんぞ、日常によくあることかいな。アハーっ。
その主人公をアダム・ドライバーが演じていて、その妻をイランの女優が演じている。
この夫婦はベニーニとニコレッタを思わせ、ああジャームッシュらしいと思ったが、
どうもアダム・ドライバーの表情が何度か強張る瞬間があり、それがサイコすぎて、
下手糞な「線路は続くよ」を聴きながら、いつ暗黒面に堕ちるのかヒヤヒヤものだった。
その妻の白黒でコーディネイトされた世界の奇てれつさもさることながら、
仲睦まじいと見せかけて、どこか仮面夫婦のぎこちなさが見え隠れする空気感。
スカッと、ロッテおばさんに怒鳴りつけてもらいたい。
そんなふたりを見せられ続ける愛犬マーヴィンはさぞストレスが溜まったのだろう。
ポストを傾げてウサを晴らすのに飽き足らず、とうとう大勝負に出る。痛快だ。
他にも自分相手にチェスを打つバーのマスター。こんな店に誰が行きたい?
「私の家にはたくさんのマッチ箱がある・・・・」こんなもんポエムかいな。
そんなにこんなで、みんなが褒める『パターソン』が私はダメだったというお話。
少々、ジャームッシュに申し訳なかった思いも残っているのだが。


2017.10.12(木) 旅の計画

クライマックスシリーズ1stは1時間足らずで完売したそうだ。
その中で15日の3塁アルプス席が当選していた。
FCなど惰性で加入しているが、こういう時は有難い。
早々、両親に土日は理由あって不在となると告げ、月曜日に代休をとっていた。
例によって西成はあいりん地区の安宿をおさえておいたのだが、
正式に日曜日の観戦が決まり、旅行会社のカウンターで新幹線宿泊パックに変更。
土曜日の早朝に出掛け、その日は奈良で一泊、翌日は新大阪で一泊する計画を立てた。
そんなこんなで奈良-大阪(甲子園)―京都という日程が出来あがり、
週末から月曜日は寺社めぐりと野球観戦の旅となる。
旅の計画はいつも楽しい。もう地図と鉄道路線図のにらめっこだ。
新幹線は京都の往復にして、奈良はレンタカーを予約。
たまにこういうことをしないと生きている張りがないというもの。
それにしても気掛りなのはお天気だが。。。。


2017.10.13(金) 俄かに仕事が煩雑に

ところが俄かに仕事が忙しくなってきた。
業界あげて年末進行に突入しているということだろう。
職員に早出残業、休日出勤のお願いをすることになった。
こういう指示は本来私の役目となるのだが、
さすがに土日に関西入りして、月曜日も休もうかという身でそれは出来ない。
以前なら日曜日の甲子園日帰りも考えただろうが、
今や寺社めぐりがライフワークとなっている。
いつも両親のことで身動きがとれない中、貴重な3日間だ。
よりによってこんな時に仕事を持ち込んで来やがって・・・・
などと、勤め人にあるまじきことを呟きながら、今夜くらいはと残業に勤しんだ。
それにしても夜の8時まで選挙カーの喧しいこと。


2017.10.14(土) 今ふたたびの奈良へ2017

朝10時前には奈良駅に到着。レンタカーで天理市の大和神社と石上神宮へ。
それぞれ「おおやまとじんしゃ」「いそのかみじんぐう」と読む。
奈良では春日大社、橿原神宮、大神神社に次ぐ社格で、参拝必須だった。
そんなこんなで「今ふたたびの奈良へ2017」の始まりだ。
その後は一路宇陀市の女人高野・室生寺へ。
前回の大和行では門前で悔しくも時間切れとなったリベンジだ。
(お寺参りにリベンジいうな)
奈良の大本山といわれる寺院はとにかく広く、山岳寺の室生寺は縦に長い。
国宝の金堂に釈迦如来、重要文化財の文殊菩薩に手を合わせ、
奥之院まで勾配のきつい石段を延々と昇っていく。
高血圧の喘息持ちの慢性寝不足の身には相当堪えるが、
週末とはいえ生憎の雨模様。まだまだ紅葉まで至らぬ山里の古刹だ。
前を行く人も、後からついてくる人も、すれ違う人もいない。
“しん”とした空気が何とも気持ち良い。
一歩一歩、何度も足を止め、息を整えながらゆっくりと昇った。
リベンジもなにも、とても閉館間際に訪れていい寺院ではなかった。
奈良に戻って帯解寺、大安寺、般若寺、法華寺をめぐった頃には暗くなっていた。
私の健康、両親の健康、叔母の回復、後輩の復帰。
さすがに明日の甲子園の勝利までは願うことはなかったが、久々の命の洗濯だった。


2017.10.15(日) 雨に打たれ、泥に塗れて~阪神甲子園球場

九回裏、守護神・山﨑康晃を乗せたリリーフカーが尋常ではない水しぶきを上げて登場。
カクテル光線が水溜まりに反射してグランドが光っている。実に幻想的な光景だ。
多分地元の虎党もここまで異形の甲子園を見るのは初めてだろう。
6-13。3塁アルプスは阪神ファンの半分は家路について、スタンドはほぼ浜スタ状態。
何で甲子園まで来て「♪我らの星、横浜~」の大合唱を耳元で聴かなければならんのか。
残っている虎党たちもこんな状況でのこんな展開に、もはやヤケクソ気味になったか、
「この際、筒香一発見せたって~!アホ、タイムリーなんか誰も見たないねん!」と、
周囲の遠征してきたベイファンを笑かしにかかっている。
これはこれで関西流のおもてなしなのではないかと思った。
テレビで観ていたら「こんな試合じゃファンが気の毒だろ」と憤慨するところだが、
あまりにも珍しいものを見た昂揚感もあって結構楽しんでいた。
ただ横浜から遠征してきたベイファンと談笑し始めた虎党を眺めながら、
横浜から遠征してきた虎党のアイデンティとして、何とも微妙な気分ではあった。
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早朝、奈良から近鉄で大阪へ。
鉄道を使いこなせたらちょっとした大阪通といえるかもしれない。
河内国一の宮・枚岡神社に寄る。これで大阪は摂津、和泉、河内とようやく一の宮制覇。
(神社参詣に制覇いうな)
住之江にある護国神社に手を合わせ、難波で御堂筋線で西中島南方のホテルへ。
ここで荷物を預け、南方から阪急の十三経由で門戸厄神・東光寺へ。
思った以上に門戸厄神駅から東光寺まで距離がある。
これは試合に間に合わないかもしれない。かなり酷い雨だ。
阪神に乗り換えるため今津へ。そうだった西宮北口で一度乗り換えなければならない。
2年ぶりの聖地。阪神甲子園球場は雨の滴が落ちるほどには蔦が伸びていた。
しかし場外は人で溢れている。雨のために試合開始を見合わせているらしい。
これ幸いと球場に隣接する素盞嗚神社に参拝。
ここで初めて必勝を祈願。御朱印帳に「“甲子園”素盞嗚神社」と墨書していただく。
一時間遅れて試合開始。さあてここからは完全に野球モードだ。
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七回表に桑原が滅多打ちを食らい大量6点を献上するまで、
超最悪コンディションの中でも試合はスリル満点の攻防だった。
先制しては追いつかれ、引き放されては追つきの展開。
とくに梅野がスクイズを決めて同点に追いついたときは甲子園が揺れた。
なにせ同点引分けでも2位のアドバンテージで勝ちとなるのだ。
虎党の誰しもが3年前の引分けステージ突破が頭に過っていたに違いない。
いや、それ以前にとっとと中止にしていればファーストシーズン突破となったのだ。
祈るように試合続行を願うベイファンの純情と、
強行してでも試合を成立させたい本社営業の思惑が錯綜する中で、
タイガースの選手とベンチだけが取り残されていると感じたのは自分だけだろうか。
マテオなどあからさまに「えっ?オレ、投げるの」というテンションに見えた。
思わず『仁義なき戦い』の名台詞が聞こえてくる。
「守るより、攻める方が強いんじゃ」と。


2017.10.16(月) そうだ京都へ行こう2017

昨日の疲れも何とやら、淀屋橋で京阪に乗り換えて京都へ向かう。
朝のラッシュに揉まれながらようやく気付く。今日は平日だったか。
駅売りのスポーツ紙はどこもホーランを含む4安打と気を吐いた大山が一面。
相変わらず関西マスコミの目のつけどころはファンタジックだ。
さて今回の「そうだ京都へ行こう2017」のメインは鞍馬に行くことだったが、
どうしても参詣しておきたい神社があった。石清水八幡宮だ。
八幡市に下車して男山ケーブルへ。雨にけむる宇治川、桂川、木津川が合流している。
旅での一日の始まりは神社参拝と勝手に決めているのだ。
しかしここも本殿が国宝、摂社が重要文化財。平安京ばかりが京都ではない。
雨の平日で境内は人気もまばら。しかし七五三の準備か、忙しそうな神職の方もいた。
出町柳から叡電に乗り継いで鞍馬へ向かう。
運転席を見ると木々の中を枝にぶつかりながら進んでいるように見える。
紅葉の時期に、ここがライトアップされると有名な紅葉のトンネルとなるのか。
これはさぞもの凄いことになるのだろうなと、頭の中で緑の木々を紅く染めてみる。
鞍馬寺は義経説話の地。天狗伝説でも有名だが、目を引いたのが二体の虎像。
「阿吽の虎」というらしいが、今日の甲子園はさすがに雨で流れたらしい。
鞍馬から貴船まではハイキングコースになっており、山道が続く。
こうなると室生寺の石段どころではない。普通の登山だ。しかも片手に傘。
毎度、寺社めぐりで山道を歩くと、いかに運動を怠っていたのかよくわかる。
途中、義経が鍛錬していたという義経堂から20分ほどの連続下り坂に入る。
よく登りよりも下りの方がキツイという人がいるが、
己の体重が負荷とならない下りの方が楽に決まっているではないか。
ただ徐々に膝にダメージが来る。傘を片手に滑りやすくなっている雨道だ。
案の定、西門が見えて油断した途端にズルっとコケてしまう。
幸い大事には至らず、昨日の筒香のように泥まみれになることもなかったが、
貴船側から登って来た女の子に無様な姿をしっかりと見られてしまう。
照れ隠しにこちらから「気をつけてください」と声を掛け、貴船神社に到着。
ここも最近やたらもてはやされるパワースポットという奴になっていて、
「水占神籤」に御神水を浸すと運勢が浮き出るおみくじが売られていた。
もともと雨乞いの社だったというが、ご多聞にもれず縁結びの神となっていた。
ここまで歩き続けたついでだと、貴船神社から30分歩いて叡電の貴船口へ。
貴船川に沿って川床などもあり、次は一人では来ないぞと思ったりもする。
出町柳で預けていたリュックを出して、丹波橋から近鉄で東寺駅へ。
東寺(教王護国寺)は行けなかった世界遺産のひとつ。
しかし何だかんだで閉門30分前になっていた。
秋は心なしか日が進むのが早い。
今度またゆっくりと国宝と重要文化財の伽藍と仏像を拝観しに訪れよう。
こうして次に持ち越すのが、リピートに繋がるのだから。
東寺から、高校生の下校の列について行って京都駅まで歩く。
18時のこだまに乗って3時間半かけて新横浜へ。
さすがに疲れて名古屋から先は三島まで寝てしまったようだ。
帰りのこだまには何人かベイファンを見つけた。ユニフォームを着たままかいな。
昨日はあんな状態だったが、彼らを思うと試合が成立して良かったのだと思った。


2017.10.17(火) 屈辱、終戦

一応今日は黄色のシャツに、黄色のパンツに、黄色の靴下をはいて出勤した。
まぁDeNAとの勢いの差というか、力の差は雨と泥に塗れた惨敗でわかっていたし、
だから今夜の敗戦もなんとなく予測はしていた。
結局、我がチームで心身ともに頑健だったのはメッセンジャーだけ。
CSで次のステージに上がれなかった理由は明確。弱いからだ。
2位でフィニッシュしたのだから、去年よりも幾ばくか強くはなったのだろう。
今季は貯金17。昨年は12の借金だったことも事実。
しかし、我がチームが広島に乗り込んで4つとれるイメージはなかったし、
DeNAの「ファンのため本拠地に帰って来るのだ」という気概は圧倒的だった。
甲子園でカープに胴上げされ、今夜もベイの歓喜も見せつけられて、
「今年はよう頑張った」といえるのはまだまだ先のようだ。


2017.10.18(水) 吉高由里子が圧倒した『ユリゴゴロ』

沼田まほかるの原作小説は心の底から面白かった。
あまりの面白さに一日で一気読みしたのだが、
吉高由里子で映画化されると知った時、「ユリと由里」で配役したのかと、
安易なキャスティングに少なからず失望したものだった。
ところが映画を観て吉高のあまりの存在感に「へぇ~」と感心してしまう。
原作は美しさと残酷さを相反させながら、女の一生を辿っていく。
殺人鬼の所業を詳細に追いつつ、大きな愛に到達するという凄まじさなのだが、
映画はややもするとその「美しさと残酷さ」を映像美でかわすことに傾きつつあった。
そこに血を与えて物語を躍動させたのが吉高であり、松山ケンイチだった。
私は東映や日活のスター映画以外、殆んど役者で映画を観ることはないのだが、
久々に役者で見せる映画に出会った気がする。


2017.10.19(木) 朗報!横田慎太郎が復帰した

あれは初夏の頃だったか。
原口、高山、北条が去年ほどにパッとした活躍が出来ない中で、
そういえば横田が上がってこないがどうしたのだろうと気になって、
ネットで検索をかけたところ、[横田慎太郎、消息不明]と出たのでびっくりした。
横田といえば昨年春先の金本阪神 “超変革”の象徴的存在だったではないか。
「消息不明」などと穏やかざる言葉に愕然としたのだが、
無責任なネットの憶測に腹を立てつつ、球団からの発表もないまま秋になる。
9月に脳腫瘍で闘病中だということがわかって、さらに愕然。
まだ22歳そこらではないか。脳腫瘍などに若いアスリートが冒されるものなのか。
しかし懸命の治療により状態が落ち着き、寮に戻りリハビリに励んでいると朗報。
来季の安芸キャンプでの復帰を目指しているという。
これはもう心の底から応援しなければならない。
頑張れ、頑張れ、頑張れ!!


2017.10.20(金) 立憲、リベラル、保守、護憲、改憲

総選挙は希望の党の苦戦が伝えられ、立憲民主党の躍進がいわれている。
小池百合子が“踏み絵”を持ち出し、“排除”したことに批判が集中しているようだ。
イデオエロギーが違う政治家を間引いて何が悪いのだろうか。
むしろ、民進党との合流に向け、当然やるべきことだと思う。
排除よりも数を合わせのための無条件野合の方がよっぽどどうかしている。
趨勢として、党首選に敗れて沈んでいた枝野幸男が俄然生き生きとしてきた。
そもそも日本は立憲主義を国是としていたのではなかったか。
ならば立憲民主党とは何ぞや?ということだ。
そういえば最近は革新という言葉を聞かなくなった。
立憲を名乗る以上は護憲?少なくとも立憲はリベラルとイコールということか。
ならば共産党もリベラルなのか。ちょっと待ってもらいたい。
リベラルの対岸に共産主義があったのではなかったか。
もともと自由民主党の英語表記はLiberal Democratic Party of Japan。
自由を保証する唯一の政党が自民党だったはず。
改憲は保守、左翼がリベラル。そんな定義、授業で習った憶えはない。


2017.10.21(土) 会計680円で1180円出したら「気持ち悪い」

こんな表題の記事がネットに載っていた。
私など時たま680円の会計で1230円支払い、550円のお釣りをもらうことすらある。
要は財布を小銭でパンパンに膨らましておきたくないのだ。
小銭入れの中に50円玉や5円玉が2枚あると「ちっ」と舌打ちしたくなる。
こういう支払いはレンタル屋でレジに立っていたとき、お客に教わった。
ところがそういう支払いをする男に対するネットの声に驚いた。
「1080円出すならわかるけど1180円出して500円玉もらおうとしてるのが気持ち悪い」
「クーポン券使うのより気持ち悪いな」
「こういう細かい出し方する男気持ち悪いわ」
「一人だったらするけど連れがいたらやらないな」
「セルフレジだったらやってしまうかも 対人だったらやらない」
え?俺って気持ち悪がれていたのか。
今どき、どこだってポスレジだ。誰に迷惑かけているわけでもあるまいし、
別にカッコつけているわけではなく、単に小銭で膨らませたくないだけだ。
こんなことでいちいち人を不快がるそっちがよっぽど気持ち悪いわ、ボケ。
記事の下に「あなたはおつりライフハックを実践していますか?」と、
ワンクリック投票があったので、「日常的に実践している」をポチっとやってみた。
「実践している」が58476票中、43527票。74.4%ではないか。
・・・・・何だったのだこの記事は。


2017.10.22(日) 秋、黒澤映画

「午前十時の映画祭」で『野良犬』と『天国と地獄』は予定に入っていた。
ところが予定外で未見だった『醜聞』と『デルス・ウザーラ』を観る機会を得る。
ひと月で黒澤映画4本とは学生時代でもやったろうか。
ソ連映画の『デルス・ウザーラ』を除けば通俗的題材を取り上げた黒澤映画だ。
『野良犬』は浪人の時に並木座で観て、どこが面白いのかわからなかった一本。
この映画祭では初見でつまらなかった映画が、ことごとく面白いのだが、
よほど縁がないのだろう。『野良犬』は改めて観ても面白くなかった。
もちろん世に絶賛され、名作と呼ばれる映画と相性が悪いのは珍しいことではないが、
この現象が黒澤映画で起こったのは珍しいと思った。
同じ三船敏郎と志村喬のコンビならば、『醜聞』の方が面白い。
ゴシップ雑誌にロマンスをでっちあげられた絵描きとダメ弁護人の話で、
志村喬のダメ弁護人があまりにもクズなものだから、観ていて腹が立って仕方がなく、
もう我慢の限界!となったところで大逆転となる。いやはや引っ張る引っ張る。
『羅生門』がそうだが、黒澤映画のヒューマニズムはまに鼻につくのだが、
『醜聞』はそれが鮮やかにカタルシスに転化する。そのタイミングはお見事だった。
そして今朝観た『天国と地獄』。初見は高校生の時、今は無き京浜映画劇場。
思えばヨコハマ映画祭の第一回目はこの小さな名画座だった。
その頃は伊勢佐木町にも黄金町にもしょっちゅう足を踏み入れていたものだが、
そこから遡ること15年前、こんな街だったのかと少し途惑ったことを思い出す。
もちろん黄金町は、21世紀まで売春宿が連なっていた街なのでさもありなんだが、
麻薬中毒の淫売がゾンビのようにさまよっている光景などあったものかどうか。
後からあれはロケではなく東宝撮影所のセットだったと知るのだが、
ここまで小汚い横浜を前面に出したのは『天国と地獄』が唯一なのではないか。
その売春婦を山崎努の誘拐犯の罪を重くするため見殺しにする刑事たち。
考えられないような法外な捜査ではあるが、話が面白いのだから仕方がない。
この『天国と地獄』は黒澤映画として技術論で語られることが多いようだが、
実際はストーリーが滅茶苦茶だから面白いのだと思う。
有名な特急こだまの身代金受け渡しの場面は何度観てもサスペンスフルだし、
わかっていても煙突の赤い煙のパートカラーのインパクトは絶大だ。
しかしそれ以上に横浜の街を蠢く下層の人々の人間模様。
煙草の煙がモクモク立ち込める捜査会議室の臨場感。
ディティールの積み重ねが面白い映画を作る、その典型なのではないか。


2017.10.23(月) 台風と総選挙

昨日、台風が接近し激しく雨が降る中、投票所に行って来た。
大した注目選挙区ではないが、NHK、日テレ、朝日の出口調査につかまった。
出口調査を受けるなど初めての経験だ。
今どきの出口調査はタブレット端末にタッチするだけで済む。
しかし今回は何故だか選挙結果に興味が湧かない。
全国の選挙結果を見るのは私の娯楽の一つだったのだが。
結果は予測通り。自民が単独過半数確保。改選前と変わらぬ票を集めたようだ。
今回は本当にぐちゃぐちゃした選挙で、小池新党は大きく敗れ、
立憲民主党が躍進。前川と枝野で明暗がくっきりと出たようだ。
台風は猛威をふるい、朝の通勤電車は全線各駅運行となっていた。


2017.10.24(火) おめでとう!横浜DeNAベイスターズ

クライマックスシリーズのファイナルはDeNAが圧倒する予感はしていた。
今、「プロ野球ニュース」で歓喜のビール掛けが生中継されていたのを見ていたが、
筒香が「横浜のファンとの約束が果たせました」と叫んでいたように、
DeNAは3位に滑り込んだ時から合言葉として「必ず横浜に帰って来る」を繰り返し、
甲子園、マツダと敵地にありながら明らかにファンと一緒に闘ってきた。
選手とファンが長い間、苦渋を共有してきたチームの結束もあるだろう。
私もそんなチームとファンの歴史を間近に見てきた。
それこそスタンドで落胆する顔、悲しい顔、怒りでふてくされた顔。
パブリックビューイングで浜スタは満員の観衆で埋まっていたらしいが、
横浜市民として、彼らと喜びを分ち合えないことは残念ではある。
子供の頃、村山、江夏、田淵に魅せられてしまった者の宿命だろう。
一方、カープとカープファンの落胆は想像に難くない。
ぶっちぎりの優勝の結末として、あまりにも残酷な結果だったとも思う。
シーズン負け越したベイが出てきた時点で、王者の余裕などなかったろうし、
それ以上に甲子園でのベイの戦いぶりに相当なプレッシャーを感じていたに違いない。
正直、チームもファンもタイガースにベイを破って欲しかったのが本音であるまいか。「どうシーズンを始めるかではなく、どうシーズンを終えられるか」
有言実行のラミレス監督。お見事としかいいようがない。
思えばこの人には神宮、東京ドーム、浜スタと随分と長い間ひどい目に合わされてきた。
さぁ真の下剋上とはパ・リーグの覇者ソフトバンクを倒して日本一になること。
横浜に帰って来ることがゴールなら、王者ソフトバンクは倒せないぞ。


2017.10.25(水) さあ、清宮獲るぞ

全球団の中で、一番に清宮幸太郎の一位指名を宣言したタイガース。
すべては金本知憲のくじ運にかかっている。
もう参拝は済ませたのだろうか?
死ぬ気で箱に手を突っ込んでもらいたい。


2017.10.26(木) さあ、馬場、高橋、熊谷、島田、谷川、牧、石井

金本が死ぬ気で箱に手を突っ込んだ時には、とっくに当りは引かれていたか。
こればっかりはしょうがない。履正社の安田を逃したのは何とも残念だったが。
外れ外れ一位でも立派な虎のドラ1だ、馬場皐輔くん。
どんな選手なのかと「阪神・馬場」でネット検索してみたら、
「兵庫県宝塚市にある競馬場(一部西宮市)。阪急今津線・仁川駅下車」と出た(汗)
先ずはこの7人が揃って入団記者会見に臨む姿を楽しみに待つ。


2017.10.27(金) 労働

電通やNHKの過労死問題がクローズアップされ、
労働条件の変更に伴う法案が提出されて、その矛盾が指摘されている。
残業ゼロ法案も、別の立場からすると残業代カット法案となるから難しい。
そういえば春頃に話題となったプレミアム・フライデー。
最近はあまり聞かなくなった。
就職氷河期といわれた数年前と違って、今や求人倍率が1を切っているのだという。
おいそれとは人員の補充もままならなくなってきたか。
総理はそれを表してアベノミクス効果だというが、
早い話が極端に人手不足になっているのだろう。
近所のスーパーやファーストフードも閉店時間が早くなって困ることが増えた。
身近な話をすれば、職場で相次いで入院者が出ている。
それで秋の社員旅行は取りやめとなった。
皆、それなりに疲れているのか。あちらこちらでゲホゲホと咳の音がする。
ブラックとはまったく無縁の職場環境で、残業など稀もいいところだが、
それなりに神経を使う職種ではある。要は運動不足になりがちな仕事だ。
外回り大好きな私にとって、一日中、オフィスにこもる仕事はつらい。
などとここまでは単なるボヤキ節。
確信を持っていうのだが、
過労死が問題となったのは電通やNHKなどの巨大企業だからだ。


2017.10.28(土) 東京五輪1000日前

東京オリンピックまで丁度1000日だそうだ。
招致当初、東北の復興が道半ばの状態で東京五輪でもないだろうという声に対し、
私は東北のためにこそ五輪が必要なのだと、東京開催を熱望していたのだった。
それが次第に醒めてきて、今は始まったら楽しもうか程度になってしまった。
おそらく東北の復興ではなく、様々な国際情勢が気分を散漫にさせているのだろう。
7月24日の開会に「あんなクソ暑い中で…」と心配はしている。
しかし昔のように10月10日開会だと今年の東京は台風を挟んで雨続き。
今から天気など心配しても仕方がないのか。
東京五輪まであと一年くらいになれば少しは盛り上がって来るのだろうか。


2017.10.29(日) 映画『彼女がその名を知らない鳥たち』

もし白石和彌監督がストーリーを原作通りに展開させるのならば、
もう役者の演技をじっくり観るしか、この映画と関われないことは想定していた。
沼田まほかるが創造した十和子と陣治の物語は途方もない仕掛けに満ちていた。
その仕掛けに驚くことのない原作既読者にとって、すべてが後日談のようなもので、
十和子と陣治を演じる蒼井優と阿部サダヲの生身のリアリティの求めるしかない。
そう、この生身の二人を白石和彌がどう引き受けるかにかかっていたと思う。
蒼井優と阿部サダヲはグズ女とダメ男を懸命に演じたのだと思う。
まさに役者冥利だったろうが、私には物足りなかった。
蒼井優は彼女の既存のイメージからの脱却というアドバンテージを得ていたが、
汚れ役自体が評価されるのならば、とても等身大以上の十和子にはなれない。
阿部サダヲの陣治も、陣治になりきろうとすればするほど典型に落ちてしまう。
彼らが役に没頭したその先に、見せられる何かがあったのかといえば否だろう。
むしろ最低のゲスを演じた竹野内豊と松坂桃李が面白く見られたのは皮肉だったか。
これは結局、十和子を裸に出来なかった白石和彌の踏み込みの甘さもある。
踏み込みが甘いということは、この物語の世界観を掘り下げ損なっているのだ。
その点で、沼田まほかる原作として先に公開された『ユリゴコロ』。
演出も構成も綻びの多い映画だったが、吉高由里子が凄かった。
先天的な殺人鬼を演じて、見事に美沙子の新世界を我々に見せてくれた。
原作を読んで映画を観た間隔の違いからの印象の差だけではあるまい。


2017.10.30(月) 日シリ、移動日で横浜へ

私のイメージだが、日本シリーズにおいてホークスは福岡で負けない。
あの2003年。我がタイガースはここで4つ落とした。
2014年も福岡で3つ持ってかれ、私の甲子園のチケット2試合分は紙屑にされた。
確か翌年のヤクルトも福岡でふたつ負け、神宮で決着をつけられたのだったか。
DeNAにとって横浜はファンとの「約束の地」であり、
例のカープ戦3試合連続サヨナラ勝ちなど、神がかり的な勝利もあったが、
浜スタで連勝してもヤフオクに戻って勝てるとはとても思えない。
横浜市民として、ベイファンの苦節を間近に見て来たので応援したい気もするが、
まぁ3位のチームがリーグ覇者を破って日本一という形もどうかと思うので、
この度は「浜スタ凱旋」ということで天晴れだったのではないかと。
かつてのハマのおじさん、ハマのアゴジラ、ハマのモンチッチも浜スタ凱旋か。


2017.10.31(火) 座間の事件

おぞましい事件が座間で起こった。
朝の時点ではアパートの一室から2体の遺体が発見されたと報じられていたが、
それが9体の頭部が見つかったというのだから驚いた。
この殺人に動機などない。金を奪ったというが、目的は殺害だったのだろう。
小田急の相武台といえば、私の住処から自転車で行ける距離だ。
それにしても相模原の障害者施設の大量殺人事件といい、
こうして隣接する市で鬼畜犯罪が行われることの何たるおぞましさ。
SNSの自殺サイトは現代社会の闇かも知れないが、
自殺サイトは単なる周辺事情に過ぎないのではないか。
何よりこういうシリアルキラーが存在することが闇であり、悪だ。



                           

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