▲1987(昭和62年)
■1987.1.14後楽園ホール
激闘スペシャル 藤波辰巳VS木村健吾
【新日本プロレス】 藤波辰巳×木村健吾
LIVE.023:プロレス史上初のワンマッチに試合終了後も入場できなかったファンが出口に群がる。いかに決戦ムードをファンが待っていたかということ。健吾にはもう少し踏ん張ってもらいたかったか。
■1987.1.24横浜文化体育館
'87新春ジャイアントシリーズ
【全日本プロレス】 (参加選手)タイガー・ジェット・シン、カート・ヘニング、ザ・デストロイヤー、ネルソン・ロイヤル/(インタータッグ選手権)長州、谷津×J鶴田、天龍
LIVE.024:輪島への声援はある意味でファンからの強烈な皮肉か?メインのタッグ戦は手が合いすぎてきたのか?殺気に欠けた。
■1987.2.5両国国技館
ニューイヤー・ダッシュ'87
【新日本プロレス】 船木、野上×安生、中野/藤波、武藤×前田、藤原/(IWGPジュニアヘビー級選手権)越中×高田/A猪木×クラッシャー・バンバン・ビガロ
LIVE.025:第一試合の若手同士の大白熱戦と越中と高田の意地の張り合いを見ているとビガロという怪奇派がメインで猪木と闘う必然があるのか?
■1987.3.12日本武道館
'87エキサイ・シリーズ
【全日本プロレス】 (世界ジュニア戦)ヒロ斉藤×渕/(インタータッグ選手権)Rウォリアーズ×鶴田、天龍/(NWA世界ヘビー級選手権)フレアー×輪島
LIVE.026:長州の全日離脱=新日復帰騒動の中で弛緩した会場では世界三大決戦といわれても…それにしても輪島にNWAを挑戦させるセンスってどうなんだろ。
■1987.3.20後楽園ホール
スプリング・フレアー・アップ'87
【新日本プロレス】 (YL杯優勝戦)蝶野×橋本/(IWGPタッグ選手権)武藤、越中×高田、前田
LIVE.027:年々、スケールが小さくなるYL杯だが、橋本の蹴りの凄さにホールがどよめいた。蝶野の優勝は橋本への試練と思いたい。
■1987.4.24横浜文化体育館
'87チャンピオン・カーニバル
【全日本プロレス】 (PWF王座決定戦)スタン・ハンセン×輪島/(インターナショナルヘビー級選手権)J鶴田×谷津
LIVE.028:ついに長州がコトを起こした以上、全日では谷津と仲野に期待せざるを得ず、谷津は頑張った。あと浮沈艦が意外に器用に輪島の力を引き出したのに感心。
■1987.4.27両国国技館
ブレイジング・チェリーブロッサム・ビガロ'87
【新日本プロレス】 山崎−橋本/ディック・マードック×藤原/越中、木村健×前田、木戸/クラッシャー・バンバン・ビガロ×藤波/(ノーロープ手錠マッチ)A猪木×マサ斉藤
LIVE.029:ロープのないリング。手錠に繋がれた血みどろの両者。血相を変える長州を挑発する藤波に狼狽する馳。壮絶な中にも厳粛な雰囲気が…。しかしこの殺気!凄いぞ、これぞ新日だ!
■1987.5.20横浜文化体育館
IWGPチャンピオン・シリーズ
【新日本プロレス】 (参加選手)コンガ・ザ・バーバリアン、ハックソー・ヒギンズ、アレックス・スミルノフ、スコット・ホール/船木、野上×安生、中野/山崎×橋本/猪木×藤原
LIVE.030:国技館の死闘を受けて波乱含みのIWGPだが、前田、藤波が欠場する中、長州の電光石火の乱入には呆気にとられた。猪木と藤原の試合は淡白すぎ。
■1987.6.9日本武道館
'87スーパーパワー・シリーズ
【全日本プロレス】 (インタータッグ選手権)ザ・ロードウォリアーズ×J鶴田、輪島/(異種格闘技戦)G馬場×ラジャ・ライオン
LIVE.031:馬場の初の異種格闘技戦は空手家としての実力よりも自分よりも大きな相手だから実現させた?もうコメントの次元を超えた戦い模様だった。
■1987.6.12両国国技館
IWGPチャンピオン・シリーズ
【新日本プロレス】 (参加選手)スコット・ホール、オスカー・ピーターソン/長州、マシン、小林邦×高田、木戸、藤原/(IWGP優勝戦)A猪木×マサ斎藤
LIVE.032:猪木が4連覇を達成した直後、世代交代のドラマが!観客全員の大歓声で国技館が爆発したのではないかと思った。両国駅までの改札口まで興奮が続いていた。
■1987.6.29後楽園ホール
ビッグ・サマー・ファイト・シリーズ
【新日本プロレス】 藤波×バイオレンス・ウォーロード/山崎、木戸×後藤、橋本/前田、高田、木村健×小林邦、Sマシン、保永/長州×藤原
LIVE.033:世代闘争はものの見事に業界を席巻したが、後楽園でのUWF人気はさすがに藤原コール一色。一本足頭突きにカウンターのリキラリアットは名場面だ。
■1987.8.2両国国技館
ビッグ・サマー・ファイト・シリーズ
【新日本プロレス】 藤波、長州、木村健×坂口、斎藤、藤原/(IWGPタッグ選手権)前田、木戸×小林邦、Sマシン/(IWGPヘビー級選手権)猪木×クラッシャー・バンバン・ビガロ
LIVE.034:世代闘争のあおりでビガロが完全にかすんでしまったが、ここまでキッチリと勝った猪木を見るのも久々か。
■1987.8.19両国国技館
サマーナイト・フィーバーIN国技館
【新日本プロレス】 高田−山田/(5vs5イリミネーションマッチ)長州、前田、藤波、木村健×猪木、坂口、藤原、星野、武藤
LIVE.035:勝負や結果を急ぎ過ぎるのはファンの悪いところだが、これだけのメンバーが終結した以上は勝ち抜き戦を見たかった。
■1987.8.20両国国技館
サマーナイト・フィーバーIN国技館
【新日本プロレス】 (IWGPジュニア王座決勝戦)高田−山崎/小林邦×高田、前田−Sマシン/長州、藤波×猪木、武藤
LIVE.036:両国2DAYSを通じて厚みと濃さは感じても連続性には乏しかった。NEW対NOWに武藤の存在は戦いの色合いを薄めすぎている。
■1987.8.31日本武道館
'87サマーアクション・シリーズ2
【全日本プロレス】 (出場選手)ニックボック・ウィンクル、ジョー・ディートン、オースチン・アイドル、ディック・スレーター/(PWF選手権試合)スタン・ハンセン×谷津/天龍×鶴田
LIVE.037:一気に充実した新日に対して、ここで鶴龍対決を持ってきたのは正解。さすがに重厚な好勝負で、あとは鶴田の勝負への執着心か。
■1987.10.6日本武道館
'87ジャイアント・シリーズ
【全日本プロレス】 (出場選手)タイガー・ジェット・シン、テリー・ゴディ、ドクトル・ワグナーJr、ニキタ・コロフ/天龍源一郎×ジャンボ鶴田
LIVE.038:ロッキー羽田引退式。以前、後楽園ホールのエレベーターに乗り合わせた時、あまりのデカさに感嘆した。鶴龍決戦はこれから違う展開を見せていくのか?
■1987.10.25両国国技館
'87闘魂シリーズ
【新日本プロレス】 高田、山崎×越中、山田/長州×藤波/(IWGPヘビー級選手権)A猪木×スティーブ・ウィリアムス
LIVE.039:かつて藤波と長州の試合が熱かったのは「追う者と追われる者」のギリギリの切羽詰った感があったからだ。今はそれがないということだ
■1987.10.31後楽園ホール
'87ジャイアント・シリーズ
【全日本プロレス】 (世界ジュニア戦)渕×仲野/ザ・ロードウォリアーズ×J鶴田、輪島
LIVE.040:最近、全日の見所のひとつである「もう誰も遠慮せず輪島を叩きのめす」が今夜も炸裂。しかし至近距離で見るウォリアーズは圧巻だったが、試合が終わるのが早すぎる…。
■1987.11.9後楽園ホール
'87ジャパンカップ争奪タッグリーグ戦
【新日本プロレス】 (参加選手)ディック・マードック、スコット・ホール/山崎、高田×クリス・ベノイ、山田/藤波、木村健×長州、M斎藤
LIVE.041:何と!健吾が首固めで長州にフォール勝ち!その瞬間、ホールが爆発した。それほどファンは予定調和ではないものに飢えていたのだ。
■1987.11. 19後楽園ホール
'87ジャパンカップ争奪タッグリーグ戦
【新日本プロレス】 山崎×保永/長州、マサ斎藤、ヒロ斉藤×前田、高田、木戸
LIVE.042前田が背後から長州の顔面を蹴撃!みるみる顔面が腫れる長州、なおも挑発する前田。事件勃発の雰囲気に場内ヒステリー状態。エライものを見た。
■1987.12.4両国国技館
'87ジャパンカップ争奪タッグリーグ戦
【新日本プロレス】 (ジャパンカップタッグ優勝戦)A猪木、ディック・マードック×藤原、マサ斎藤
LIVE.043:前田の解雇処分が噂される中、たけし軍団が上がって対戦をアピール。誰が仕掛けているのかこの陳腐なシナリオは。
■1987.12.25両国国技館
'87イヤーエンドIN国技館
【新日本プロレス】 (IWGPタッグ選手権)藤原、山崎×高田、木戸/(同ジュニアヘビー級選手権)馳浩×小林邦/長州、マシン×藤波、木村健/猪木×長州/ビッグバン・ベイダー×猪木
LIVE.044:国技館が暴動の坩堝と化す中、早々に避難するビートたけしが滑稽だったが、誰もこの事態を予想しなかったものかと悲鳴に似た「前田コール」を聞きながら不思議に思っていた。
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