■2014.04
日めくり 2014年04月(平成26年) ◄►
2014.04.01 暗雲どころか土砂降りやないか
職場のデスクで夜10時過ぎまで酒盛りをしながら、
一応、藤浪晋太郎の出来を気にしていたのだが、結果を見てガックリ。
そもそも今季の虎はキャンプ、オープン戦から暗雲がたちこめていた。
インフルエンザ、怪我、離脱、連敗、ぶっつけ本番・・・。
貧打は予想はしていたが、昨季は防御率12球団一を誇った投手陣が壊滅。
なんと開幕4試合で37失点。暗黒時代でもここまでの投壊は記憶にない。
奈良からの新幹線の帰り、車内の電光板で西岡の怪我のニュースが何度も流れた。
診断結果。鼻骨骨折、左肩鎖関節脱臼、胸部打撲、脳震盪、左右の第1肋骨骨折。
コミッショナーから「あの執念は凄い」と称賛されようが、とんでもない。
悲しいかなその「執念」はナインに響かず3安打10失点。
チーム防御率9.7。・・・早くもお陀仏かいな。
2014.04.02 冷升
冷やせば大概の日本酒は旨くなるのだという。
そうかもしれない。しかし臓に沁みていく感覚は日本酒独特のものだ。
コップになみなみと注いだ酒が溢れ、升が受け止めるのを飲み干す。
大都会の酒場で有象無象に囲まれながら飲む庶民の味。
ずっと以前からこういう場所が相応しい歳になっていたことを思う。
・・・一杯160円が180円になっていたが。
2014.04.03 歩行速度
昔から大抵の人より速く歩く方だと自負していた。
通勤時の梅田駅を歩いた時も、噂ほど大阪人が早歩きだとは感じなかったし、
別にこの程度なら横浜駅の乗り換え客と変わらんと思っていた。
おそらく自分と付き合ってきた女の子には迷惑をかけてきただろう。
ところが最近、歩きながらふと気がつけば人に抜かれるようになっている。
どうも長年の習慣である早歩きに身体が追いつかなくなったようだ。
頑張れば早足になるのだが、どうも息が続かない。
そもそも昔は頑張るという感覚もなく、すたすたと歩いていた。
玄関を出て駅までの5、6分に競争心を燃やしても仕方ないのだが、とても悔しい。
2014.04.04 蟹江敬三が亡くなるなんて
今季初参戦となった寒風吹きすさぶ神宮球場。
今日はライアン小川を打ちあぐねる虎打線の情けなさを、愚痴るつもりでいた。
ところが突如、蟹江敬三の訃報が突然飛び込んできた。
胃がん。69歳だそうだ。
3月30日の日曜日に亡くなったのだという。フランシーヌの場合かっ!
思わずこんな戯言を叫ばずにいられないくらいに悲しい。
一説によると自分は蟹江敬三と面影が似ているらしい。
自分自身ではまったく似ていないと思うし、
似てるといわれても嬉しくも何ともないのだが、
蟹江敬三という役者はずっと好きだった。
テレビでの芝居ではなく、70年代の日活ロマンポルノで見せた存在感が忘れられない。
極めつきがエロ雑誌の編集者、村木を演じた『天使のはらわた・赤い教室』。
水原ゆうき演ずるヒロインとすれ違ってしまうラストシーン。
あの躊躇いと後ろめたさが交錯した蟹江敬三の表情は、自分の中では永遠のもの。
最後に観たのは『あまちゃん』の忠兵衛さんか。
マイナーな場所で培った人生観が、そのまま表舞台に味として生きたのだろう。
もう誰も替わりようがない無二の個性に、心から手を合わせたい。
2014.04.05 大乱戦、寒々と
上段からスタンドの観客を眺めてみると、誰もが背中を丸めている。
花冷えか、、、寒気の風が神宮球場のスタンドに渦を巻いているようだ。
「こりゃ、たまらん」と、思わず焼酎のお湯割りをあおる。
寒さそのものは開幕して間なしの野球観戦ではよくある光景だが、
11対12。スワローズとのデーゲームは稀に見る大乱打戦となる。
しかし逆転、再逆転が繰り返されるものの、とても熱戦の様相ではない。
下手な守備と相次いで期待を裏切る投手陣の共同作業が延々と繰り返される。
低迷チーム同士の歪なド突き合いの結果、四番打者が7打点を積んでも敗退。
今後、球場に行こうかという気分がポキリと折られるような4時間だった。
2014.04.06 海軍道路
母親を助手席に乗せて瀬谷の海軍道路を走る。
実は相模原からの帰りに交差点を誤って左折してしまい、ここに来てしまったのだ。
普段、自分に何かと小言を浴びせられている母親は、
道を間違えたりするとここぞとばかり反撃してくるから喧しいのなんの。。。
しかし、海軍道路は直線3キロの両端に桜並木が続いており、
横浜市内でも有数の桜の名所で、まるで桜の回廊をくぐっている気分になる。
時折、アスファルトや歩道に落ちた花びらが寒風で渦を巻くのもなかなかの風情だ。
この風情にもかかわらず、晩飯が遅くなるなどとボヤく母。
去年の今日、脳梗塞で救急車で運ばれたことを思い出してもらいたい。
2014.04.06 酔狂
今日も終業30分前からデスクに酒が並ぶ。
こういうのは普通の会社だと懲罰ものだが、警察スタイルとしてOKらしい。
普段は逃げ回っているものの、今夜は付き合う気になった。
結局、あと30分が、もう30分となって21時にお開きとなったのだが、
焼酎をコップで何杯か飲んで、結構デキあがってしまった。
帰りの電車で舟を漕ぎ、駅を三つ飛ばしてしまう。
さらにリターンしてまた最寄駅を降りそこなってしまう。
いい加減、上り下りのホームの階段を渡るのもウンザリだし、
電車を待つのもかったるいので、駅ひとつ分歩いて帰ることにした。
ほろ酔い加減で、街頭に照らされた桜を眺めながら、
随分と葉っぱが目立ってきたな、と春の宵を噛みしめる。
酔っ払って駅を降りそこなうのも酔狂だったかもしれない。
2014.04.08 悪しき伝統
ハードディスクレコーダーの調子がすこぶる悪い。
録画、再生はもとより、衛星放送を観るのも覚束ない状況が続いている。
だからまだプロ野球の視聴契約を済ましていない。
今季初の甲子園。対戦投手は昨年まで縦じまを着ていた久保康友。
帰宅してネットを確認すると六回まで4点獲って、藤浪が0に抑えている。
このまま行けぇ!と思いつつも、今季は投手陣をまったく信頼していない。
1点を失い、なおも満塁のピンチ。バッターはブランコ。
嫌な予感。藤浪は昨年、ブランコを2度に渡って死球欠場に追い込んでいる。
攻めのピッチングを貫くことが出来るのか案じられる場面だった。
ネットの試合速報でハラハラしながら[更新]ボタンを押してみると、
いきなり目に飛び込んできた七回表の「5」点・・・・
藤浪は試行錯誤しているのだろう、こういうのもまだまだ「お勉強」のうちだ。
腹立たしいのは後を継いだ安藤優也。結果的には決勝点を与えてしまった。
先日、神宮で観たのと同じ光景が甲子園でも繰り返されている。
安藤は去年、崖っぷちからよくぞ蘇ったものだと思ったが、
一年経ってすっかり油断してしまったのか、身体がまったくキレていない。
筒井、加藤、福原も似たようなもの。要は甘ちゃんなのだ。
これって阪神タイガースの伝統なのだろうか。
2014.04.09 肩を持つつもりはないが・・・
理研と聞いて最初に頭に浮かんだのは「わかめスープ」のリケンだった。
検索してみるとあながち無関係でもないらしい。
あの「ふえるわかめは」中々のもの、少なくともSTAP細胞より有難いが、
理研は、とっとと小保方さんを切ることで事態を終息させたいらしい。
そこで小保方さんは反論の記者会見を開き、騒動もクライマックスとなった。
「研究者として未熟でした」という反省の弁はその通りなのだろう。
「200回成功した」という発言に対しては、なら実験ノートを出せと批判される。
いつも小保方さんの肩を持つつもりもないが、被告席からの物言いのようだった。
理研も小保方さんの研究サンプルをもとにSTAP細胞作成を証明すればいいと思うが、
つくづく個人を突き放す組織の無慈悲に薄ら寒くなった。
2014.04.10 勝てばいいのだろうが
今夜はNHK-BSで放送があったので、煙草を吹かしながら甲子園の試合を観た。
同点に追いついた6回裏、なお無死二三塁で一挙に勝ち越しのチャンス。
ところがワイルドピッチで本塁突入アウト、守備妨害アウト、盗塁失敗アウトと続く。
いやはや3点ビハインドを同点にして、テレビを消したくなったのは初めてだった。
最後の最後で上本が決めてくれたが、明日からの甲子園の巨人戦に早くも戦々恐々だ。
2014.04.11 移り気は世間のならい
小保方晴子さんの「研究者として未熟でした」の弁。
はて?これに近い言葉を最近も聞いたような気がしていたが、ふと思い出した。
そう、猪瀬直樹・元東京都知事の「政治家として未熟でした」なる辞任の弁だ。
思えば猪瀬が辞任するとき、「これで5千万の使途がうやむやになる」といわれた。
うやむやになるどころか、辞めた時点でマスコミの話題は都知事選にシフトする。
もう誰も猪瀬の5千万などに興味を持たないだろうと思っていたが、
あっさり選挙資金と認めて在宅起訴となっても大したニュースにはならなかった。
一旦冷めて、表舞台から降りてしまえば世間なんてそんなものだ。
佐村河内ぶらこうじくうねるところにすむところとて同じようなもの。
まして猪瀬の5千万どころか渡辺喜美の8億なんて金額が出てくる事態に及ぶと、
猪瀬がいかに小物だったかという印象すらある。
・・・いや、べつに渡辺喜美が大物だという意味ではなく。
2014.04.12 よっしよしっ
連日の巨人戦圧勝。乱戦続きだったタイガース。ちょっとは落ち着いてきたか。
甲子園で巨人に勝つ。このことだけで日常に抱える憂さの何パーセントは消える。
能見、メッセンジャーという左右の軸が好投したのは大きい。とても有難い。
タイガースは今季の選手、首脳陣のプロフィール写真を笑顔で写しているのだが、
開幕当初は何をヘラヘラしてやがるんだと頭に来ていた。
不思議と勝ってくるとその笑顔が頼もしく思えてくる。
中でも目を引いて男前の笑顔を振りまいている榎田に安藤。明日は頼むぜよ。
2014.04.13 甲子園3タテ快勝♪
延長十回の裏、関本が何とかサヨナラを決めたものの、
たかが巨人相手にもっとスパッと勝たんかい!
とくにこの三連戦で合計2失点も与えてしまった投手陣は猛省せよ。
打撃陣も合計でたったの16点とは恥ずかしい限りだ。
しっかり反省して、次回の東京では相手の心までポッキリとへし折るように。
以上! ・・・・うん。
2014.04.14 毎年のことながら
この時期、例年になく通勤電車は遅れる。
通勤、通学慣れしていていない人たちがどっと押し寄せるからだという。
確かに地方から上京してきた人たちは、朝のラッシュに戸惑うこともあるだろう。
そもそもNAVIアプリの「渋谷駅の階段は何両目の何番目のドアが便利」
こんな情報が乗客を一箇所に集中させて、電車を遅らせる元凶となっている。
便利なアイテムが結果として不便を招くという典型ではないか。
どうせなら「ドア付近は、一旦ホームに降りましょう」とルールも教えるべき。
かったるいことだが、この状態は6月頃まで続くという。
2014.04.15 読書
[読書道]のページを久々に更新した。
何ヶ月も前に読了していた沼田まほかるの『猫鳴り』という本。
とても満足のいく感想は書けなかったが、凄い小説だと思っている。
すっかり本を読まなくなったが、それでも細々と月に一冊のペースで読んではいる。
正直いうと感想を書く呪縛が読書を停滞させているという、まさに本末転倒の状態。
しかし続けていたものを止めるのは簡単だが、積み重ねていた時間まで失くす。
今までいくつかでそういうことを繰り返してきた。
もうその轍は踏むまいと思いつつ、ライフワークにすることの難しさも痛感する。
2014.04.16 なんかムカつく
カープのドラ1ルーキー大瀬良大地投手に7連勝を阻まれたタイガース。
負けたのは仕方ない。だが気になったのが随所に見せた大瀬良のはしゃぎっぷり。
若さゆえ素直に喜びを爆発させるのはいいとしても、何だか不愉快だった。
不思議と同じことをやられても気にならない選手もいるが、大瀬良はダメだ。
とくに腹立たしかった「最高で~す!」から始まったヒーローインタビューで、
「僕がドラフトでカープに決まった時にすごく喜んでいただき、、、」の件り。
タイガースも大瀬良を1位指名したのだ。なんかムカついた。
だからこそドラフト6位ルーキーの岩崎優に勝ちをつけてやりたかったのだが。
2014.04.17 トイレで目が覚める件
一泊の入院以来、やたらとトイレが近くなった。
ついこの間まで、夜中に何度も起きてくる両親を不思議に思っていたほど、
自分の場合は貧尿の逆の寡尿だった。仕事中、一度もトイレに行かないことすらあった。
水分を採って排尿すること自体は悪いことではないのだろうが、
アラームが鳴る前の早朝にトイレで目が覚めてしまうのはつらい。
いつも春は眠いのだが、おかげで慢性的に睡魔を召喚している感じなのだ。眠い。
そしてその睡魔を落ち着かせるのもトイレでの用足しだったりもする。
職場の先輩に相談すると「心配ない、俺だってそうだ」と、71歳から諭される始末。
2014.04.18 ☆星取り廃止
以前から廃止するつもりでいたのが■映画観賞記録?の星での採点。
ずっと昔からやってきたので慣例化させてしまっていたが、
もともと私が双葉十三郎を気取っていても仕方のないこと。
そもそも巷のネットのレヴューなどの星取り表がどうも不愉快なことが多く、
人の採点が不愉快なのに自分がやっていたら話にならないので廃止を決めた。
面白かったが、あの作品が☆4つなので、ここは☆3つ半なんてまるで意味がなく、
そもそもラストが気に入らないので☆1つ減点などという映画の見た方をしていない。
過去の年も順次廃止するつもりでいる。
2014.04.19 土曜日の総合病院
母親の定期検査に付き添った。
「付き合った」から、いつの間にか「付き添った」が自然に出るようになった。
親がMRI室から出てくるのを所在なげに待ちながら、フロアを眺めていると、
病棟には病気の親に付き添う我々の世代の勤め人たちで溢れている。
病院に来たついでに血圧を測る人、そのデータに顔をしかめる人。
親の隣で血糖値や高血圧のパンフレットを見入る人。
皆それなりに切羽詰まっているのだろうけど、半分は投げやりな雰囲気。
つくづく土曜日の総合病院は、今の日本の一断面を象徴していると思う。
2014.04.20 デジタルで『仁義なき戦い』
午前十時の映画祭で『仁義なき戦い』を観る。
朝から、東宝系のシネマコンプレックスで、しかもデジタル上映、デジタル音響で。
どうせならと、ひと月前にオープンしたばかりの最新設備の劇場へ出掛けてみた。
今まで、薄汚く小便臭い名画座で、酒と煙草の匂いの中で観てきて、
すべてのセリフを諳んじることが出来るほど私の血肉となっている映画なのだが、
まったく真逆の環境で、この映画が自分の中でどう蘇るのか興味があった。
なるほど映像はクリアで音もいい、『仁義なき戦い』らしい猥雑さも損なわれていない。
一番恐れるのはシネコン独特のシラ~とした客席の無反応ぶりだ。
キネ旬選出の日本映画オールタイムベスト100作で5位に入った名作ではあるが、
裃を着たような雰囲気で『仁義なき戦い』と対峙されてはたまったものではない。
ワイルダーの作品にクスっとも笑いが起こらないない衝撃が未だに忘れられないのだ。
幾らなんでも山守親分の泣き落としをシラ~と観られるのだけは耐えられない。
だからかつて名画座を湧かせた場面では、多少無理しても声を出して笑ってやった。
ひとりが笑うと案外つられるようにあちこちで笑いが起こったので少し安心。
それどころか続けてピカピカの新作映画を2本ハシゴして観たのだが、
2本とも画角がビスタサイズで、画面の両隅に黒味が出たままの上映だった。
何故、シネスコではなくビスタなのか?テレビ放映やDVD化に合わせているのだ。
もともとシネマスコープは映画会社がテレビに対抗して開発した技術だ。
結局テレビ屋が映画を作り出したからこんな本末転倒な事態となる。
それでいて今、日本映画のかなりの部分をテレビ局に依存している。情けない。
シネスコのスクリーン一杯に展開された『仁義なき戦い』の何と誇らしいこと。
何てことはない、最新の劇場に最も相応しかったのは40年前のヤクザ映画だった。
夏に六本木ヒルズのシネコンでもう一回観ちゃるけん、待っとってつかえや、のぉ。
劇場を出るとき、ちょっぴり肩をいからせていた。
2014.04.21 悲劇の海
珍島付近で韓国の旅客船が沈没した事故。
誘導ロープの設置で船内の捜索が本格化したものの、安否不明者はまだ200人以上。
安否不明のまま、DNA鑑定のため綿棒を口に咥えされられる家族たち。
悲劇に見舞われた修学旅行と遺族たちには同情する以外にない。
日本のメディアもこぞって現地入りして取材を続けているが、
過度に家族たちを刺激せず、淡々と事実を伝えてることに務めてもらいたい。
2014.04.22 出勤時間
一泊入院以来、トイレが近くなったことはここに書いた。
必然的に起床時間が早くなったとも書いた。
ならばと出勤時間も早めにしたのだが、
仕事中など眠気との戦いで、実際、油断していると何度か落ちてしまう。
以前にまして前触れなく睡魔が襲ってくるスピードが速くなった気がする。
それでいて就寝時間は変わらないので眠いのなんの。
あーあ、また「眠くてたまらん」というネタを書いてしもうたか。
2014.04.23 就職おめでとう
仕事帰りに高田馬場の居酒屋で友人と飲む。
思えば彼を今の職場に誘ったのもこの居酒屋だった。
しかし昨秋に職場を辞め、今は介護士を目指して勉強している。
そこで介護についての色々な話しを聞いた。
驚いたのが、認知症で行方不明になった人が年間1万人もいるということ。
介護は我が身にも迫っている喫緊の問題だが、
社会全体がそこまで深刻な事態になっていることを知らなかった。
介護はすべて「申告しなければ何も始まらない」という言葉にもズシリとくる。
そんな話しをしている最中に彼の電話が鳴って、就職先が内定したという。
つくづくこの店は因縁めいているなと思いながら、
これから大変だろうが、先ずは「就職おめでとう」といったところか。
2014.04.24 大統領の来日
始発駅から乗車するのをいいことに、電車内でパンやおにぎりを食っている。
今朝はそのゴミを捨てるゴミ箱のフタがガムテープで塞がれていた。
アメリカ大統領を国賓として招いたのだが、実際の成果はどうだったのだろう。
最大の懸案であるTPPは両首脳の決断には至らず、事務方に戻されたというし、
対中政策に関しても両国の温度差を感じさせて終了。
そもそも共同声明の骨子が来日前からニュースで流れていたのも面白味がない。
結局、大統領の来日などセレモニーに過ぎないのだろう。
駅のゴミ箱を塞ぎ、寿司屋を一躍有名にしただけの国賓とまではいわないが。
2014.04.25 “小津”という唯一無二の芸術
こんな表題で小津安二郎の日替わり上映会が池袋の新文芸坐で始まった。
先月、フィルムセンターでの展示会「Iconography Of Yasujiro Ozu」に行った際、
私もここで「唯一無二」という言葉を使っていた。
偶然の符合だが、この言葉ほど端的に小津を言い表わすものはないだろう。
今まで劇場で9本の小津映画を観てきたが、戦後の作品が殆どだった。
もともと私は黒澤明なら、どちらかといえば小津安二郎派だった。
今夜は仕事帰りに昭和初期の無声映画2本と初トーキーを観た。
無声映画『浮草物語』には活弁士がついた。弁士つきで映画を観るのは初体験。
いやはや堪能した。その技術、口跡もさることながら作品への理解が素晴らしい。
彼らは間違いなく文化の伝承者であるが、相当な重労働であるに違いない。
澤登翠さん、至高の時間をありがとう、凄かった。
2014.04.26 岩田完投♪
「能見が投げている試合に何で14点も取ってんねん、今日は岩田やど」
浜スタへ向かう途中も、テキトーな関西弁で昨日の大勝を嘆いていた。
なにせ目下、DeNA相手に現地観戦は7連敗中。弱気にもなるというものだ。
・・・ベイ相手に丸二年勝ち試合を観ていないなんてあるか?フツー。
そして予告先発が岩田だというのも気分を重くさせていた。
ただでさえ現地観戦した試合の先発投手は、翌日に鳴尾浜に飛ばされることが多い。
ピッチングに往時の輝きがなく、ずっと不振に喘いでいた岩田。
これはもう心配なんて生易しいものではない。
いや失礼いたしました。ベイの拙攻を差し引いても岩田は素晴らしかった。
コントロール抜群の変化球がキレキレで、相手の早打ちを誘う投球術はお見事。
無四球完投試合。久々に浜スタでの「あとひとり!」コールだった。
2014.04.27 相鉄、特急運行開始
実家に行くため、今日も大和駅で小田急から相模鉄道に乗り換える。
そういえば本日から相鉄は特急の運行が始まるのだったか。
と思ってたら早速、特急が来たので乗ってみた。
相鉄沿線に引っ越してきたのが中学一年のとき。
急行停車駅だった瀬谷、三ツ境、希望が丘を通過する様は不思議な感じがした。
数年後には西谷駅から分岐してJRと東急に乗り入れるわけだが、
職場の要町まで乗り換えなしで行けるようになったら実家に戻るべかなと思う。
その時は自分をとりまく諸々はどうなっていることか。。。
いよいよ数年先が読めなくなってきた。
2014.04.28 仕方なかんべ
上司が欠勤したので、久々に半年前までやっていた仕事を代行した。
自分なりに仕事の流れを試行錯誤して、変えられるものは変えてきたつもりでも、
それが引き継がれているもの、元に戻ってしまっているものが散見された。
全体を俯瞰できる司令塔がいないので、概して個人のやり方が優先される。
好き嫌いで仕事が依り分けられているのは危険だよなと思いつつ、
それはそれでで仕方なかんべかと諦めた一日だった。
2014.04.29 「昭和の日」
池袋に小津映画を観に行く前に、巣鴨の地蔵通り商店街を散策した。
「じじばばの原宿」の異名通り、通りを行き交うお年寄りを見ながら、
数十年先の日本はみんなこうなってしまうのかと妙な感慨に耽っていた。
激動の昭和のエポックメイキングをリアルタイムで味わえる小津映画もそうだが、
監督も脚本化も出演者も戦争に突入して、一面焼け野原になることを知らない。
知っているのは観客だけ。そこにも映画の内容とは別の感慨がある。
首都直下地震でも起これば、今の映画も昔の東京だと未来の観客は思うだろう。
小津映画は過去の日本を進行形で伝え、地蔵通り商店街は未来の姿を今に映し出す。
未来のことはわからないが、図らずも「昭和」が突出した一日だった。
2014.04.30 逆落差
4月も終わってみれば首位とはゲーム差なし、4月球団新の18勝、甲子園10連勝。
今月初めの「日めくり」の書きっぷりが嘘みたいな阪神タイガース。
「落差」という言葉は上から下へというイメージがあるので「逆落差」とでもいうのか。
おそらくヤクとベイはペナントの枠外なので、CSは4位の中日までに絞られよう。
どうやらシーズンの終盤までは何とか楽しめそうだ。
西岡のケガの巧妙で上本が躍進したのが大きいし、ゴメスも予想に反して大当たり。
まだまだ課題は山積だが、ツキが変わらぬように5月も頑張ってもらいたい。
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