■2009.11
日めくり 2009年11月(平成21年) ◄►
2009.11.01 晴れのち雨
晴天から昼寝を挟んで雨。
南風から北風。
「女ごころと秋の空」というくらいだから、
今日の日曜日は女曜日だったか。
性欲よりも単純に温もりが欲しいなと思いつつ、
バスタブに入浴剤を溶かすなり。
…って、月の初めから何を書いていることやら。
2009.11.02 木枯し1号
冷たい向かい風に煽られていると、
自分が急に子供になった気がする。
「う〜」と声を出して歯をガチガチと震わせてみる。
今なら鼻水を袖で拭きそうな勢いだ。
耳をすませば、北風はほんとうにぴゅーぴゅーと鳴く。
ちょっと前まであれは落ち葉が舞う音だと思っていたのだけど。
2009.11.03 何とかならんかなぁ
東京ドームに行くたびに、もう少し外野スタンドを後ろにずらせないものかなと思う。
おそらく、ただでさえ狭い外野席をこれ以上削ることは出来ないだろう。
「球界の盟主」を自認するのなら読売球団も自前の球場を持つべきではないか。
築地市場が移転すれば、その跡地に新球場という計画がないわけではないと聞く。
築地は朝日のテリトリーであり、移転も民主党が幅を利かせる都議会では困難か。
とにかく、こすった当たりが次々とスタンドに飛び込んでいくのは見ていて白ける。
それだけに巨人投手陣のあの防御率は凄いと認めざる得ないのだろう。
こういう話をするとすぐに空調操作というバカな話になるのも困ったものだが。
2009.11.04 頭痛
急に仕事が溜まってきた。以前ならば年末前に忙しくなるのは大歓迎だった。
更にいえば仕事量が体調の下降を忘れさせてくれたものだ。
このところの急な冷え込みなのか、飛び石連休でリズムが狂ったのか、
午後から頭がズキズキする。
それほどの頭痛持ちではなかったのだが、最近は頻繁に頭が痛くなる。
困ったものだ…。早く寝とこう。
2009.11.05 手持ち無沙汰な夜
松井がワールドシリーズMVPで、巨人がサヨナラホームランで王手。
いや別にいいんだけど、
ちょっと寝る前に気の利いたことが起こらないものかと思ったりもする。
2009.11.06 ありがとうジェフ
気がついたらタイガース在籍7年。
一世を風靡したJFK。いち早く立場を確立していたのがジェフ・ウィリアムスだった。
スライダーがキレまくっていたときは、相手左打者が気の毒に思うことさえあった。
藤川、久保田、ウィリアムスと三人揃ってのお立ち台で、
ひとりだけ外国人助っ人がいると思ったタイガースファンは皆無だったのではないか。
遠い海の向こうで左肩にメスを入れ、そしてそのまま退団発表。
その幕引きがいかにも外国人助っ人そのままであることが寂しい。
ありきたりな言い方だが、今は「ありがとう」の言葉しかない。
2009.11.07 薄暮
モスバーガーで文庫本をめくりながら時間を潰していたら、
外はすでに昼と夜の境界線。
今日は立冬なんだそうだ。
ところで今、何時なんだろ?
あえて腕時計に目を落とさず時間当てをしてみた。
5時半頃くらいか?時計の針は午後4時35分。
ほぼ一時間近いずれ。
いつもカーテンを閉めて仕事をしているので、
日の翳りで時間を計ることがない。
まして休みともなれば腹時計も狂ったままで、
睡魔も体内時計とは違うところに棲んでいる。
以前と比べると規則正しい生活になったが、
時計の電池は週末には切れるらしい。
2009.11.08 二冠
世界大会で優勝し、日本シリーズも優勝。
監督能力は率直に認めなければならない。
私はおそらく、巨人ファンよりも原辰徳のことを長く知っている。
高校生のとき、伊勢原駅で我々に向けたうすら笑いも、
今となっては勘違いだったかもしれない。
「親父が出て来るタ・ツ・ノ・リ〜!」と
後楽園のレフトスタンドで野次っていたのも遠い日のことか。
2009.11.09 事件
小春日和のポカポカ陽気は嬉しい。
バラバラ死体、整形した逃亡殺人者、35歳の女をめぐる男たちの不審死。
どれも中途半端にセンセーショナルだ。
酒井法子は懲役1年半、執行猶予3年の有罪判決。
都心の木々もそろそろ色づき始める頃か。
2009.11.10 ぐったり
先月から仕事の体制を変えた途端に疲れが倍になった。
とくに眼精疲労が頭痛を伴うようになった気がする。
なによりも疲れるようでなければ仕事をした気にならない性分がしんどい。
2009.11.11 YouTube
突然思い立ち、プロレスや格闘技の観戦履歴を一覧にまとめているのだが、
ネットで記憶と記録の穴を見つける作業が楽しく、
まるで20年間に膨大な時間をつぎ込んだ自分史の様相を呈しているかのよう。
驚いたのが1996年にアメリカのウエストヴァージニアで見たWWEの地方試合の映像が、
YouTubeにアップされていたこと。そういえばあれはTVショーだった。
ひょんなことでアンダーテイカーが墓場から甦ったようなサプライズだ。
こういう作業にインターネットの便利さは計り知れないが、その威力は恐ろしくもある。
2009.11.12 仕事着
出勤はスーツかジャケットだが、職場ではそれぞれが適当なカジュアルを羽織る。
とくに指定はないが、何故だか職員のそれぞれに黒、青、緑、白と色分けが出来ている。
そうなれば当然、黄色のブルゾンでキメたくなるので、ネットで店舗を物色。
散々迷ってネットにて購入し、本日からそれを着用することになった。
オプションで刺繍ネームが入れられることになったので洒落で“Zatpek11”と入れてみた。
本当にアホ丸出しなのだが、なかなか気に入っている。
2009.11.13 イルミネーション
冷たい秋雨のそぼ降る夜に久々に新宿に出る。
南口から小田急ミロードのモザイク通りを歩いて西口の喫煙所に。
そこには眩いばかりのクリスマス・イルミネーション。
そろそろ色づいているであろう銀杏並木を見る前に季節をすっと飛ばしてしまったか。
いやいや今年もあと一ヵ月半くらい。
「時間」と書いて「きゅうりゅう(急流)」と読むのだろう。
2009.11.14 城島、袖通す
プロ野球のオフシーズンに野球の話は気分が今ひとつ盛り上がらない。
昨日、ようやく城島が入団会見をして、ついに縦じまのユニフォームに袖を通した。
もう城島の縦じま姿はあちこちでコラージュされた写真を見てきたので、
デイリースポーツ一面の城島もアイコラ写真に思えてしまった。
まあこれでキャンプの初日まで野球のことはしばらく忘れておこう。
ただ、矢野の心情は気になる。バッテリーコーチ兼任を密かに期待していたのだが、
城島入団によって、矢野が次代に継承すべきものが断たれてしまったのではないか。
2009.11.15 電磁波浴びまくり
HPのプロレスページを突貫工事で形にすべく、土日のほぼ一日中パソに張り付いた。
フォトショでブルーザー・ブロディのもじゃもじゃ頭を背景から地道に抜きながら、
さすがに電磁波を浴びまくり頭は痛いわ、肩は凝るわ、気がつけば灰皿てんこ盛りだわ、
困ったことに道半ばにして次々とアイデアが浮かんでくる。
こんなことやっていて何になるんだと思いながら、
夢中でわが半生を追体験してしまった。
2009.11.16 人にやさしく
どうしても好き嫌いはあるのだけど、
人間関係など、過度に難しく考えるから無駄にこじれるのではないかと思う。
そもそも人に厳しくあたる人間は、自分に厳しくなければ誰もついて来ない。
そのあたりが透けて見えてしまうと、何をいわれても響いてこない。
自分に厳しく出来ない私が心がけることはただひとつ、
人にやさしくするとことではないか。
そんなことをふと思った。
2009.11.17 目標!
本日はなにがなんでも本日のうちに寝る!
そのために努力し、頑張る!
目標でも、努力でも、頑張ることでもないのだけど、
なかなか達成が困難なのだ。
2009.11.18 観劇
渋谷シアターコクーンで蜷川幸雄の芝居を観る。
バルコニー席から真下を見下ろすような芝居空間には机と椅子だけの舞台セット。
『十二人の怒れる男』の映画は何度も観てきたが、
もともとの台本の素晴らしさに改めて感心。
2009.11.19 立場
同じ業界にいても立場が変われば自分の言い草も変わる。
相手の主張も気持ちもわかる。それは手に取るようにわかる。
そして一年も経てばこちら側の理屈にも慣れてくる。
別に手の平を返したつもりはないが、そこはつらい。
2009.11.20 カミカゼ
今やスーパー、飲食店、そこかしこに見かけるようになったアルコール除菌スプレー。
職場にも2フロアの入り口にスプレーが置かれているが、
今まで習慣になかったものには簡単に馴染めないようで、あまり使われていないようだ。
それにしても、メーカーの売上げは前年同月比でありえない数字を上げているはずだ。
我が業界でも凡そ二十年前に瞬間風速的に凄まじい売上げを上げた日があった。
その様をある社長は不謹慎にも「神風が吹いた」といった。
不謹慎を連発してしまえば、今、不織布マスクや除菌スプレーのメーカーには、
「神風邪が吹いている」と笑っている関係者がいるに違いない。
2009.11.21 寝れる寝れる
二度寝、三度寝して昼寝して夕方寝までした。
休日にここまで寝れると、普段はどんな生活を送っているのかと心配になる。
夜の11時に夕飯の仕度。
冷蔵庫にひき肉と玉ねぎ。カレーでも作るか。
玉ねぎふたつをみじん切り。
涙が出てきた。
2009.11.22 声
声を届けてくれる人が、
受話器を持ちながらどんな風景を目にしているか知らない。
耳元で笑う声を受けながら、
笑い顔は思い浮かべたとおりなのかもわからない。
昨日はお天気で、今日は雨。
そのことは3日も前から知っていたのだけど。
2009.11.23 やっちまった
通勤定期を更新しようと思ったら、先週で期限が切れていたことを知る。
何故だか25日が期限だと思い込んでいたのだ。
ICカード付の定期券厄介なところは、期限が切れていても改札を通れること。
まったく通勤のたびにクレジットカードから運賃が引かれていたかと思うとトホホだ。
何が情けないかというと、今回が2回目だということなのだけど。
2009.11.24 遊び
今週はイベント続きでとっとと寝ちまうに限るのだが、
遊び始めると時間などあっという間にすっ飛んでしまう。
おそらく世界中でこの部屋の時計の針が一番早く進んでいるのではないか。
この傲慢さが「遊ぶ」ということなのだろうけど。
2009.11.25 去年の今日
一年なんてあっという間に経つ。
そして今年も赤坂で「棚から本マグロ」な歌姫と対峙して、
心の中に百九番目の鐘の音を響かせてしまった。
ここまでの圧倒感はそうそう体感できるものではない。
まったく素晴らしいのひと言。
2009.11.26 48組の漫才
「M-1グランプリ2009」3回戦を新宿で観た。
出場48組のリストを元にエクセルで採点表を作っての見物。
TVでよく観る連中もアマチュアもエントリーナンバーで同等に扱われるのが面白い。
やはり真剣勝負を間近で体感できたのはスリリングだったが、
終演の午後10時半には疲れきっていた。
2009.11.27 泡
ビールがピッチャーで運ばれてくると、いよいよ年末飲み会の始まりを感じる。
最初の一口で今夜のピッチが決まるのだろうが、どうも吸い込みが悪い。
ビールの苦味は決して嫌いではないが、体調が良いときは泡がもっと甘くなる気がする。
これでも「酒が強い」といわれた頃もあったのだけど。
2009.11.28 落ち葉
ザクザクと落ち葉を踏んづけて歩きながら、
今年は綺麗に朱に染まった木々を見ないうちに本格的な冬を迎えてしまったことを知る。
【紅葉…こうよう、もみじ】【銀杏…いちょう、ぎんなん】
昔から何できちんと区別する漢字を当てなかったのだと不思議に思う。
2009.11.29 亀田興毅、王座奪取
「亀田家のリベンジ」なる陳腐なあおりで盛り上げるまでもなく、
現世界王者と返上世界王者との対決なのだから、
もともとあれくらいの試合レベルになるのは当然のことだったのだ。
興毅に望むのはベルトの本数ではなく、防衛の回数だ。
防衛戦というハードルを経験せずして、次の階級に挑むことに何の意味があるのか。
世界フライ級王座というのは日本では伝統のベルトだ。
「通過点」などと権威を貶める発言をするべきではなかった。
2009.11.30 熱中夜話
NHK-BSの「熱中夜話〜中島みゆきナイト」を観る。
熱狂的なみゆきファンがスタジオに集結して懸命のオマージュ。
微笑ましく見ていたが、なんでみゆきファンのオッサンには小太りが多いのか(爆)
中島みゆきを好きになるという感覚には大きな壁があるのだと思う。
しかし一度中島みゆきから放たれる壮大なエンタティメントに触れてしまうと、
今度はそこから簡単には抜け出せなくなる。
何故なら、そこには大きな壁があるからだ。
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