▲1989(昭和64−平成元年)

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■1989.1.3後楽園ホール
'89新春ジャイアント・シリーズ
【全日本プロレス】 (参加選手)ダイナマイト・キッド、デイビーボーイ・スミス、ドン・ムラコ、マイク・ミラー、ブライアン・アダムス、ダニー・スパイビー/ジョー&ディーン・マレンコ兄弟
LIVE.065:キッドを久々に見た。痩せた身体は痛々しくさえあり、往年のキッドと比べスタミナもない、パワーもないのだが、それでも一瞬を斬り裂く妖刀の趣きで、やはりキッドそのものだった。

■1989.1.6後楽園ホール
'89新春黄金シリーズ
【新日本プロレス】 佐野、畑×エル・グレコ&エルモソ/猪木、藤波、長州×ビッグバン・ベイダー、クラッシャー・バンバンビガロ、リップ・モーガン
LIVE.066:佐野と畑がすっかりルチャドールになって帰国。メインは豪華な6人タッグでお年玉的趣向なのだろうが、同時に世代闘争が消滅してしまったことを意味するのか。

■1989.1.10日本武道館
U.W.F.DYNAMISM
【UWF】 宮戸×安生/中野×マック・ローシュ/ノーマン・スマイリー×バート・ベイル/山崎×トレバー・P・クラーク/前田×高田
LIVE.067:武道館の最上席まで埋まっている光景をはじめて見た。時代も昭和から平成に変り、何かが動き出したのだろうか。「時代の寵児」前田は攻め一辺倒であることに輝いている。

■1989.1.16後楽園ホール
ジャパン女子後楽園ホール大会
【ジャパン女子プロレス】 (参加選手)尾崎魔弓、キューティ鈴木、風間ルミ、穂積詩子、伊藤勇気、エデン馬渕、イーグル沢井、ダーティ大和/(特別試合)神取忍×デビル雅美
LIVE.068:前回ほどのインパクトには欠けたが、メインの試合とそれまでの試合とでは次元が違っていた。全女の色合いでは出せない世界がこのふたりにはあるのか?

■1989.1.28後楽園ホール
'89新春ジャイアント・シリーズ
【全日本プロレス】 (特別参加)ドン・レオ・ジョナサン/ダイナマイト・キッド、デイビーボーイ・スミス×ジョー・マレンコ、ディーン・マレンコ/J鶴田、Gカブキ、M井上×天龍、川田、S冬木
LIVE.069:名勝負の予感が的中、セミのタッグは素晴らしかった。「ソルコフ」コールは後楽園ならではのマニアな熱狂に溢れ、かつての新日とUWFの幻想の中で全日らしいスケールが爆発した。

■1989.2.22両国国技館
スペシャル・ファイトIN国技館
【新日本プロレス】 (参加選手)ビッグバン・ベイダー、ブラット・レイガンス、カウボーイ・ボブ・オートン/(IWGPへビー級選手権)藤波×ビシャス・ウォリアー/長州×A猪木
LIVE.070:猪木が負ける場面に昔日のセンセーショナルな事件性が感じられなかったのは、ソ連軍団の驚異的なスパーリングも含めた時代の変遷に猪木の風景が埋没してしまったからか。

■1989.3.6日本武道館
'89エキサイト・シリーズ
【全日本プロレス】 (NWA世界ヘビー級選手権)リッキー・スティムボート×タイガーマスク/天龍、アニマル・ウォリアー、ホーク・ウォリアー×J鶴田、谷津、高野俊
LIVE.071:全日も盲目的にNWAの権威を有り難がるのではなく、誰が王座についているのかで対応を変えてきたようだ。全日が変ったのではなくNWAの看板が錆びついてきたのだろうけど。

■1989.3.16横浜文化体育館
'89ビッグ・ファイト・シリーズ
【新日本プロレス】 (IWGPジュニアヘビー級選手権)馳×越中/(同タッグ選手権)Sマシン、ジョージ高野×長州、マサ斎藤/(同ヘビー級選手権)藤波×ジェリー・ローラー
LIVE.072:ジョージとマシンの烈風隊が弾けて迫力満点の一戦となり新日にしては珍しく濃厚なタッグマッチだった。Jローラーは大物かも知れないが、扱いに苦慮するような藤波が気の毒だった。

■1989.3.29後楽園ホール
'89チャンピオン・カーニバル
【全日本プロレス】 (世界ジュニア選手権)渕×百田/(PWF&UNダブル選手権)スタン・ハンセン×天龍
LIVE.073:全日の開放された雰囲気が後楽園の"百田現象"を作ったにしても、悪ノリも本気化していくプロレスファンの純情ぶりは微笑ましく、こういう雰囲気を読んでヒールになる渕のセンスもいい。逆に凝縮された空間でハンセン×天龍の大一番が見られたことに感謝したい。

■1989.4.19後楽園ホール
バトルライン闘強導夢
【新日本プロレス】 (参加選手)ブラッド・レイガンズ、バズ・ソイヤー、ブライアン・ピルマン/スティーブ・アームストロング/トレイシー・スモサーズ
LIVE.074:東京ドーム''興行の話題は盛り上がっているのだが、その前哨戦ともいうべきホールの試合がお寒いのでは話にならない。前夜祭にもなっていない興行でした。

■1989.4.24東京ドーム
'89格闘衛星☆闘強導夢
【新日本プロレス】 (IWGPトーナメント)ビッグバン・ベイダー×蝶野/橋本×長州/ベイダー×藤波/ベイダー×橋本//サルマン・ハシミコフ×クラッシャー・バンバン・ビガロ/(異種格闘技戦)ショータ・チョチョシビリ×A猪木
LIVE.075:プロレス初のドーム興行に観衆53800人。よく入ったがリングはあまりに遠く、猪木は円形のリングで惨敗した。闘魂の鎮魂歌なのか?試合はハシミコフのインパクトにつきた。

■1989.5.5大阪球場
MAY HISTORY1st.
【UWF】 宮戸×鈴木/安生×マック・ローシュ/藤原×船木/山崎×高田/(異種格闘技戦)前田×クリス・ドールマン
LIVE.076:ついに平成野球場プロレスの幕開けを思わせる盛況ぶりだ。それにしても遂にUが怪物化した。高田と山崎はいつも好試合を見せてくれるが、ドールマンは強いが十年遅かった。

■1989.5.14大宮スケートセンター
格闘衛星・日米ソ三国対抗戦
【新日本プロレス】 (参加選手)ウラジミール・ベルコビッチ、スティーブ・ウィリアムス、クラッシャー・バンバン・ビガロ/サルマン・ハシミコフ×後藤達/ビクトル・ザンギエフ×ジョージ高野
LIVE.077:ソ連勢は新たなプロレスの風景を作っているが、出来ることならUWFが新日に参戦している頃に連れてきて欲しかった。ジョージも後藤も持ち味発揮とは言い難い。

■1989.5.21東京ベイNKホール
MAY HISTORY2nd.
【UWF】 鈴木×田村/藤原×安生/ボブ・バックランド×船木/高田×ジュニー・バレット/前田×山崎
LIVE.078:船木もバックランドも喧伝されるUのイデオロギーとしてはまだまだ異物感がある。今日デビューした田村潔司が純粋U戦士として数年後にどう花開くか注目したい。

■1989.6.5日本武道館
'89スーパーパワー・シリーズ
【全日本プロレス】 (世界ジュニア選手権)百田×寺西/(アジアタッグ選手権)ダグ・ファーナス、ダニー・クロファット×川田、S冬木/(インター&PWF&UNトリプル選手権)天龍×J鶴田
LIVE.079:鶴龍決戦をかつての藤波×長州の名勝負数え歌を超えたという声があるが、そうは思わないのは鶴田に天龍を倒すことへの執念が見えないからだ。

■1989.6.14愛知県体育館
FIGHTING SQUARE
【UWF】 藤原×鈴木/バート・ベイル×宮戸/安生×船木/山崎×ノーマン・スマイリー/前田×高田
LIVE.080:何ともあっけない名古屋トンボ帰り密航だった。イメージが怪物化しつつあった船木から勝利をもぎ取った安生の意地は新生UWFでも屈指の名勝負。高田はスランプか?

■1989.7.13両国国技館
'89サマーファイト・シリーズ
【新日本プロレス】 (IWGPジュニアヘビー級選手権)獣神ライガー×佐野/(同タッグ選手権)長州、飯塚×マシン、G高野/(同ヘビー級選手権)ビッグバン・ベイダー×サルマン・ハシミコフ
LIVE.081:烈風隊はパッとしない新日マットの仇花的王者だったのか。今夜の飯塚のような溌剌とした若者の前だと暗さが目立つ。ハシミコフの早すぎるプロレスラー化が気になる。

■1989.8.10両国国技館
'89格闘衛星・日米ソ三国対抗戦
【新日本プロレス】 (IWGPジュニアヘビー級選手権)佐野×獣神ライガー/(同ヘビー級選手権)ビッグバン・ベイダー×長州
LIVE.082:猪木が国会議員となり、藤波が長期欠場という事態で新日マットは長州のひとり天下となったか。その長州を破ったベイダーもまた歴代新日外人トップの位置を得たか?

■1989.8.13横浜アリーナ
MIDSUMMER CREATION
【UWF】 宮戸×田村/中野×鈴木/山崎×安生/高田×船木/前田×藤原
LIVE.083:UWF所属選手だけでアリーナ超満員。船木が掌底による顔面攻撃で完全に高田をKOしていたにもかかわらず敗退。場内を騒然とさせた船木のオーラから目が離せなくなった。

■1989.9.2日本武道館
'89サマーアクション・シリーズ
【全日本プロレス】 J鶴田×谷津/(インタ&PWF&UN三冠統一選手権)天龍源一郎×テリー・ゴディ
LIVE.084:猪木が消えた現在のマット界において、時代を動かしているのは前田UWFと天龍源一郎だろう。天龍が完全に磐石の存在となったのを五輪対決のJ鶴田との比較で思った。

■1989.9.21横浜文化体育館
ブラッディ・ファイト・シリーズ
【新日本プロレス】 (IWGPジュニアヘビー級選手権)佐野×オーエン・ハート/サルマン・ハシミコフ、長州×CB・ビガロ、マサ斎藤(同ヘビー級選手権)/ビッグバン・ベイダー×橋本
LIVE.085:観客席の猪木と北尾に観客の集中力が持っていかれる中で、橋本は玉砕覚悟でベイダーに挑んだわけだが、まだまだ力の差はどうしようもないといったところか。

■1989.9.30後楽園ホール
U.W.F.FORCE
【UWF】 安生×田村/藤原×ノーマン・スマイリー/高田×中野
LIVE.086:2ブロックに分けて連日興行で後楽園凱旋となったが、以前、朝会議をサボって列に並び、寸前でチケット売り切れという苦い記憶が蘇った。"黒い藤原"スマイリーは本物に成す術もなく、少しも藤原ではなかった。

■1989.10.1後楽園ホール
U.W.F.FORCE
【UWF】 鈴木×ジョニー・バレット/山崎×バート・ベイル/前田×宮戸
LIVE.087:はっきりいってこの団体は後楽園で興行を打つには無理がある。3試合のポテンシャルで5000円の入場料では観客の負担も大きい。もっとも予定通りに船木と鈴木の対決が組まれていたらそんな不満は出なかったのかも。

■1989.10.10後楽園ホール
旗揚げ戦THE GRUDGE
【FMW】 (参加選手)ボートピープルジョー、ジミー・バックランド、マサ村上、モンキーマジック・ワキタ/(異種格闘技ランバージャックデスマッチ)大仁田厚×青柳誠司
LIVE.088:大仁田厚、新団体旗揚げ。大仁田については全日時代から好い印象を持っていなかったが、街の喧嘩に青春ドラマの熱血を加味したような大泣きのプロレスに、プロレスの許容量の大きさを実感した。

■1989.10.11横浜文化体育館
'89ジャイアント・シリーズ
&color(red){''【全日本プロレス】 (参加選手)スタン・ハンセン、ディック・スレーター、トム・ジンク/(三冠ヘビー級選手権)ジャンボ鶴田×天龍源一郎
LIVE.089:どうしても「鶴龍対決」には乗ることが出来ない。攻めと受けの重さはわかるのだが、感性を刺激してくれる凄みがない。天龍が鶴田の凄みを引き出そうとすればするほど、天龍が鶴田の懐に吸収されてしまうように思えてしまうのだ。

■1989.10.13後楽園ホール
'89闘魂シリーズ
【新日本プロレス】 (参加選手)ビッグバン・ベイダー、グレート・コキーナ、マット・ボーン、ダリル・ピーターソン、トニー・セントクレアー、トム・プリシャード
LIVE.090:蝶野凱旋試合で橋本と喧嘩マッチ。あわや暴動寸前のところ田中リングアナが涙の陳謝という顛末だが、またも新日は株を下げたといいたいところだが、頭を下げたケロちゃんに激怒している長州を見て、この男の強気が垣間見られて面白かった。

■1989.11.26後楽園ホール
'89ワールドカップ争奪リーグ戦
【新日本プロレス】 (参加選手)スティーブ・ウィリアムス、ブラッド・レイガンス/バズ・ソイヤー×ウェイン・ブルーム/馳×後藤/ベルコビッチ×木戸/蝶野×橋本
LIVE.091:前回の仕切り直しとなった一騎打ちは、橋本の攻めの厳しさ以上に蝶野の受けの巧さが印象に残った。この団体はダッグリーグよりシングルで押した方がいいね。

■1989.11.29東京ドーム
U−COSMOS
【UWF】 安生×チャンプア・ゲッソンリッド/モーリス・スミス×鈴木/藤原×ドン・フライ/クリス・ドールマン×山崎/高田×デュラン・カズラスキー/前田×ウィリー・ウィルヘルム
LIVE.092:UWF、ドームで6万人興行。イベントとしての大きさは十分に伝わったものの、そこに「闘い」があったのかといえば疑問。唯一、モーリス・スミスという存在を知ったのが収穫。

■1989.12.6日本武道館
'89世界最強タッグ決定リーグ戦
【全日本プロレス】 G馬場、R木村×川田、S冬木/ブリティッシュ・ブルドッグス×カンナム・エキスプレス/天龍、スタン・ハンセン×J鶴田、谷津
LIVE.093:天龍、ハンセン組優勝。公式戦はどれも熱戦で面白く、首位にメインの2チームが並んだ展開がよかった。しかしフットルースと馬場、木村の試合はプロレス味満載でした。

■1989.12.7両国国技館
'89ワールドカップ争奪リーグ戦
【新日本プロレス】 蝶野×マニー・ヘルナンデス/(異種格闘技戦)馳×ハビーリ・ビクタシェフ/(トーナメント優勝戦)長州×橋本
LIVE.094:長州優勝。「俺たちの時代」も逆に首を狙われる立場になり、長州が藤波と木村健を意識しながら橋本を迎え撃ったのが面白かった。やはり新日はシングルがいい。
                                                        

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